君が頑張った証

１ ページ2

山田side






今思うとこれがすべての始まりだった







2015年6月




山田「おはよー」




知念「りょーすけおはよ！」


中島「おはよ！」


高木「はよー」


岡本「山ちゃんおはよう！」


薮「おう、おはよ」


八乙女「おはよ、おつかれ」









今日はリトラ生放送最終日







俺は24時間テレビのドラマ撮影で

楽屋に着くのが一番最後だった


あ、大ちゃんを抜いて笑









でもいつも返ってくるはずの挨拶が
一つ足りない







山田「あれ？いのちゃん寝てるの？めずらしい」





八乙女「いや、なんかずっと咳してて。



最近忙しいから疲れてるだろうし

無理やり寝かせた」






山田「え？喘息？」









いのちゃんは小さい頃から喘息持ちで

苦労してきたらしい








JUMPになってからも
昔よりは良くなったと聞いてるけど



それでも何度か楽屋で発作起こしてる








大体の事はBESTがわかってるから





俺ら７は隣で背中をさすってあげたり

声をかけてあげることしかできない









それでもいのちゃんは









『ありがとう‼︎』









って笑顔で言ってくれるから




俺らは君のことを支えられるんだよ









薮「まあ一応マネージャーさんに吸入器持っててもらうわ」







岡本「なんか顔も赤いような気がするし…

心配…」









ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

ﾊﾞﾝｯ





有岡「おっはよーーー！！！！セーーーフ！」




知念「大貴うるさい」





八乙女「しかもセーフじゃない」







タイミング悪く


…いや、運悪く大ちゃん登場






みんな不機嫌丸出し笑








そんな事も全く気にしない大ちゃんは
いのちゃんのところへまっしぐら







有岡「い〜のちゃん♡」




高木「まって！有岡くん

どう見ても伊野尾くん寝てるから」




山田「せめて上に乗るのはやめてやろうぜ


いくらいのちゃんだからってさ」




知念「おい有岡僕のいのちゃんになんてこと…


わかってるよね？」









伊野尾『ん〜……




ぁ、大ちゃん…



おはよ〜』






大ちゃんにダイブされていのちゃん起床









スタッフ「Hey!Say!JUMPのみなさん

そろそろお願いしまーす」









これが、この日が、






俺たちの辛い日々の幕開けになるとは









誰も思っていなかった









注意！“高”木くん表記です
ごめんなさい(._.)

２→←prologue

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す