ウチの愛され白米王子は体が弱いようで…

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伊野尾side





起きたら隣に櫻井くん









こうなった経緯は






このごろ体調が優れなくて



見かねたマネージャーが頑張って

１週間だけ休みを作ってくれた








その後1人で病院に行ったら




疲労って言われて





帰ろうと思ったら



櫻井くんとばったり会ってしまい




「家で1人？」って聞かれて



「はい」って言ったら




「じゃあうち来いよ」


って連れて帰ってくれたってわけ




．




櫻井「お粥あるけど食べれるか？」





作ってくれたのに食べないのは申し訳ないと思い




『…たべますっｺﾎｯ』





って言ったんだけど全く食欲がない






櫻井「しんどかったら無理しなくていいから





けど薬飲まないといけないから


一口だけでも頑張れる？」





そう優しく言ってくれるから




こくん と頷いて口を開ける






櫻井「何だよ笑



食べさせてほしいの？」






『だって器重いもん…』





なんとなく甘える





「しょうがねーな



はい、あー








よし、薬飲んで」





結局２口くらいしか食べられなくて




食べさせてもらったのにごめんなさい



と思ってうつむいてると





「しんどいのによく頑張ったな



2人なんだからもっと甘えろよ？」





そう言って髪を撫でてくれるから





涙出てくるじゃん…





『べ、別に泣いてませんからっ…』






櫻井「何、急に笑」





墓穴を掘ってしまった







櫻井「ごめんだけど今日まだ仕事あるんだよな





待っとける？」






『大丈夫です』





でも、一応





『何時に帰ってきますか…？』






櫻井「今日中には帰ってくるよ





できるだけ早くするから」






現在午後7時



今日中って…



これから５時間近く1人ってこと。






．

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