逃げよう､二人で【東リベ】【呪術】

続き ページ44

やっぱ兄貴と会話してると疲れるわ


またけったいな話もあったけどなぁ♪



歌姫先輩にはちゃんと口止めしとるし何せ情報が伝わってくるのいいよね



懐かしい廊下を歩いていると母家とは少し離れた倉庫に着く



古びているがかなり広くその手前には新しい箪笥が置かれていた



多分これがオヤジの言ってたやつか



その中を漁ると新品の浴衣が出てきた



明らか未使用､だが使用人用でもなさそうな花柄や綺麗な模様の浴衣達だった



サイズも明らか大人用



お母さんのために買ったとも考えられないし



『もしかして､オレ用？』



『いやいや、流石に......ないだろ。あの堅物飲んだくれオヤジだぞ？』



あと、女性者の浴衣と､男性用の浴衣。両方ともあった



男性用のは兄貴のだったにしてもこんなところにしまわれていたらいい物でも傷んでしまう



かなりの量があったけどまぁ...なんとか持って帰れた


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今思ったんだけどヘアメイクのとこ千堂だったよな



丁度いいじゃんアイツ



本当にくじ引きか？



ま、文化祭までは一ヶ月あるしゆっくり準備してけばいいか




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文化祭1週間前


千堂＿あっくんを除く5人集らはそれぞれの作業に当たっていた



(なんか色々と過ごしてるうちにあだ名、名前呼びになった)



タケミチとマコト､タクヤは接客



山岸は別のところに飛ばされたっぽい。何処か？知らん



一方オレらは学校側が用意してある“仮“の浴衣で着付けを練習していた



というか着付けってオレ一人で担当するんだけど厳しくないか？



あっくんはヘアメイクって事で浴衣で合った髪の練習



着付けは毎日やっていた事だしできたのだが相手にやるとなるとむずい



『あーしんどい.....せんせー一人ってやばくないですか？ー』



｢仕方ないだろう人数が限られてるんだから。それに禪院だけでもいけるだろ」



『まぁそうっすけど.....』



着付け係なので他のことはしなくても大丈夫らしい



あっくんも大変そーだなー

8月1日_________________→←続き＋文化祭

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