副担任の裏の顔

28話 ページ37

光太郎の怪我が落ち着いてきた頃には
林間学校が始まろうとしていた。
林間学校という名の個性伸ばし
まさに地獄だ。確か2年生で林間学校があるはずだったが…色々あって早まった。

仮免までには間に合うだろう…きっと、

『それまで私が無事生きていることを願うけどな…』(ﾎﾞｿｯ

「？なんか言ったか？」

『もし私がいなくなったら光太郎をよろしくな』

「は？いなくなるってお前…」

『もしだよ…だって私は鬼殺隊の柱だしいつ死ぬかもわからないから…
それに林間学校…少し嫌な予感がするの…』

「……」

『鬼とヴィラン連合が手を組んだ
…鬼が活発するのは夜…言っている意味がわかるか？』

「襲われる可能性があると？」

『そう』

「……」

『きっとアイツが私を殺しに来る…

勿論全力で抵抗するよ？

そこまで私はＭじゃないし…けど…

私はアイツを斬り殺したくない…だって…



アイツは………









お兄ちゃんは…私の家族だから…』

「A…」


『ごめんね…』


この話を聞かれてるなんて…


「「……」」


気が付かなかった。


否、気づいたのかもしれないけど言えるような感じがしなかった。

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