リビング ページ2
麻里子side
カーペットの上に座って洗濯物を畳んでたら、
優子が飛び込んできて胸に顔を埋めて抱きついてきた。
ギュッと腕で包み込んであげたけど体が震えてる。
麻 ｢ どうしたのー・・・(汗)｣
優 ｢ ぅぅ､､､ﾊｧ・・・ﾊｧ、ﾊｧ・・・(震)｣
敦 ｢ ・・・ごめんね､､､怒りすぎちゃった｡｡｡(汗)｣
麻 ｢ えっ、なにっ。｣
敦 ｢ ・・・(苦笑)｣
麻 ｢ 怒られちゃったの､､､？(撫)｣
優 ｢ ぅぅ､､､ごめぇﾊｧな、さぃ・・・ﾊｧ・・・(震)｣
敦 ｢ あの時は私も言い過ぎちゃってごめん。
もう怒ってないし何とも思ってないから謝らないで？｣
麻 ｢ 何があったか分からないけど、
治療中の事だからってそうヒステリックになり過ぎないの。｣
敦 ｢ 反省してる・・・(苦笑)｣
敦子のシュン､､､となってる姿から察するに、
かなり反省した様子。(苦笑)
優子の震え具合から相当怖かったのが伺える。
み ｢ なんで吐いてクラクラフラフラさせて、
苦しくなるくらいまで泣かせるかなー・・・｣
敦 ｢ あの時はつい､､､カッとなって､､､(苦笑)｣
み ｢ どんなに危険で許せなかったとしても、
そこまで追い詰めさせるなんてやり過ぎだよ。｣
麻 ｢ そうね､､､トラウマになっちゃ、
お互いに良いことが無いもの。｣
敦 ｢ だから、反省してます・・・(苦笑)｣
み ｢ 優子は心疾患もあるし身体も弱いんだよ。
分かってるよね？｣
敦 ｢ もちろん。だけど、虫歯をちゃんと治したくて。｣
麻 ｢ 虫歯は治したいし痛い思いも後悔もさせたくない。
その気持ちは誰にだってあるはずよ。そうでしょ？｣
敦 ｢ 私もその思いで・・・｣
み ｢ だとしても､､､！
過呼吸になれば心発作に発展するかもしれないのにっ。｣
敦子もみなみも揃って優子の事を想って、
優子の健康と安全の為に言ってる。
どちらも間違ってないけど、正義の置き所は難しい。
麻 ｢ 敦子の守りたい気持ちは重々分かるし正しい。
けど、これでトラウマが重くなったら意味ないのよ？｣
敦 ｢ ・・・(汗)｣
麻 ｢ 優子、怖かったのよね・・・(撫)｣
優 ｢ ﾊｧ・・・ﾊｧ､､､ぅ・・・(ｺｸﾝ､､､)｣
敦 ｢ ごめん､､､言いすぎた・・・(汗)｣
医者として、姉として、大人として。
言いたくなる正論も振りかざしたくなる立場も、
色々あるのはお母さんとして認めるけど､､､ね｡｡｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優菜 | 作成日時：2024年1月10日 19時
