北信介 × 妹 ページ30
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『信兄ちゃん、もうバレーやらへんのん？』
高校生最後の大会が終わり、家で大人しく受験勉強をしていると妹のAが部屋にやってきてそう言った。
「おん、誰かに聞いたん？」
『侑と治、あと倫太郎。』
俺の質問にうんうん唸りながら指を折って数えるAは稲荷崎高校生2年2組、写真部だ。
『ちぇ、信兄ちゃんのバレーしとるとこもう見れへんのかあ。』
「ははは、もう十分見てきたやろ。」
『まぁお腹いっぱいと言えばそうなるかな。』
そんな話をしたのが一昨日のこと。
翌日はそんな話一度もなくて、いつも通り同じクラスの侑と馬鹿やっとる話とか、放課後に治と食べた飯の話とか、角名とのデートの話とか。
まだバレー続けるからと練習に顔出しているアランからも「A？ちゃんとマネやっとるから安心しい」とグッドサインを出された。
数�靴亮�業中、ふと「Aってそんな俺に興味なかったか？」なんて考えていて、急に当てられた俺は固まって珍しく先生に注意されてしまった。
「信介が寝るの珍しいな。」
授業後、同じクラスの大耳にもそんなことを言われてしまい、気が緩んでいるなと自分の両頬を叩いた。
昼休みになり、他クラスのアランと赤木も混じえて4人で弁当を食べているとクラスの奴に「北〜、呼ばれてるで、後輩。」と声がかかった。
「なんや、銀やないか。」
「弁当中すんません、」と一言前置きをした銀に、放課後部室に来て欲しいと言われた。
それに対して、他の3年は良いのかと聞くと「実は北さんに相談があるんすよ…。」と声を潜めて言うから二つ返事で了承した。
「銀島なんて？」
「俺に相談あるから放課後部室来てくれやと。」
赤木の質問に答えると「来年からの体制やろか…」なんてアランが呟き、赤木が「アラン、お前は頭使うと疲れるで。」と茶化した。
…そういえば相談があるいうてもさっきすれば良かったんとちゃうん？
しかしそんな考えは、珍しく早起きしたAが作ってくれた弁当の卵焼きの甘さに溶けて消えた。
続
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「ちゅーかアラン君、何でAのこと名前で呼ぶん？」
「やって北が2人とか嫌やろ。」
「へぇ、アラン俺が2人は嫌なんか。」
「やッ、待て待てい！最後まで話を聞けッ！！」
「北さんてホントA絡むと話聞かないよね、お前凄いわ。」
『倫太郎に褒められるとか明日槍降るかも。』
「おい。てか今の褒めたつもり無『ん？』…ハイ。」
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花 - 角名君の双子（女の子）と研磨の双子（女の子）お願いしたいです！ (2020年11月22日 2時) (
レス) id: a08fd39532 (このIDを非表示/違反報告)
川白 - 国見くんの義姉、お願いします！ (2020年8月23日 10時) (レス) id: 86245055db (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - 宮兄弟の妹、星海くんの妹、大地さんの妹のお話書いてほしいです!! (2020年6月24日 3時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
白猫(プロフ) - とても面白かったです！更新頑張ってください！待ってます！ (2020年3月25日 12時) (レス) id: eb111e24a3 (このIDを非表示/違反報告)
スナッチ - 前にリクエストした、 佐久早×従兄弟を書こうとしてくださってありがとうございます！！ これからも応援をして、少しでも元気になってくれると、嬉しいです (2020年3月19日 14時) (レス) id: 9c5bac3c4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LigtTrrrttt | 作成日時：2019年6月22日 0時
