# ページ4
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「__________で 、この応用問題が問の4で」
我の大嫌いな数学を 頬杖を付きながら右から左に聞き流す 。
隣から気持ち悪いくらい見詰められてるのはあえてスルーする 。
グラウンドから騒がしい声がするかと思えば 、光啓のクラスが体育をしていた 。
良いな 、サッカーかぁ
ふと ぎこちないリフティングをしてる光啓の姿が目に映った 。
それを見て笑う 光啓の仲良しさんの秀太と千晃ちゃん 。
本当 、仲良いよなぁ と思うと思わず頬が緩む 。
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「桜田 、問4の答えは?」
「…」
「お前 、キョロキョロしてるけど このクラスに桜田は1人だけだろ」
最悪 、ぼーっとしてる時に当てられた…
しかも 変なボケしてしまったから笑われるし 、
真司郎には口パクで ばーかと言われる始末 。
隣でにやついてるタラコはスルーで 。
「ったく... 次はちゃんと聞いとけよ」
「すみませーん…」
じゃあ 、と 別の話に切り替える先生に 安堵の溜息を吐く 。
それと同時に スカートのポケットの中で携帯が震えた 。
誰だろう 、と思い 先生のを盗んで 携帯を取り出し LINEを開く 。
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光啓ちゃんと授業は聞きたまえ
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…は?
突然の光啓からのLINEに眉間にしわを寄せ 慌てて外に視線を向けると
にやにやと 此方に視線を向ける光啓と 、サッカーボール片手に此方に笑みを浮かべる秀太 、
ぶんぶん と大きく手を振る元気な千晃ちゃんがいた 。
ちくしょう 、3人に見られてた … ()
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作者名：h | 作成日時：2016年5月9日 0時
