私の憂鬱と 能天気な彼等 【 1 】

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はい 、このお話の主人公 Aです 。



普通の主人公だったら 私 、桜田A ！ 恋に勉強に大忙しの18歳☆


とかいうんだろうけど 、言わないです()








ていうか 、私が忙しいのは 恋でも勉強でもございません 。









「ねぇA〜 、何でいっつもLINE既読無視すんの? 俺ずっと待ってるんだけど ！ 」





はい 、私の袖をつかんでうじうじとしてる構ってちゃんが西島隆弘 。

言ったけど構ってちゃんで明るくて忠実で 、私の犬です ()









「こいつ其れどころじゃねぇって 、今ハマってる溜まりに溜まった韓ドラ見て夜更かししてっから (笑)」





その横でケータイ片手にケラケラ笑ってるのが日高光啓 。


とにかくメッシュが似合う () 見た目はクールなんだけど 、意外とおちゃめな一面もあって そこが良いらしい (友達調べ)









「あー 、だから最近授業中寝てるんやな 。白目向いてこくこくなってんの 、めっちゃ不細工やで(笑)」






ちら 、と私を見て悪戯っぽくにやついてるのが與真司郎 。


かなりなシャイな癖に人を弄るのが大好きな関西人 。ルックスも悔しいがSクラス 。









とまぁ こんな煩い幼なじみに囲まれてるため



私は恋と勉強に手がつきません 。









「いや 、どっから突っ込もうか 。まず西島 、A大好き愛してるだけで通知1000+も行ったら返したくなくなるわ 。

そして日高は何故ゆえ韓ドラハマってるの知ってんだ変態かお前


最後に與 、お前は死刑」








はぁ 、はぁと 息を荒くさせる私の肩を ぽん 、と叩く光啓 。









「お前も大変だな「どの口が言ってんだ」







「もう 、Aは可愛いなぁぁ‼」





そう言って髪をくしゃ、と撫でる隆弘 。








「いや 、可愛い要素あった?」




「無かったな」




「もう抹茶のチョコ分けてやんない」




「神様女神様桜田様」




キッパリと真顔で言う真司郎に意地悪しかけてやった ()









これが私たちの 登校風景 。









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