第７号 トーン担当・若松君 ページ9
「お邪魔しまー…って、ん？」
仕事場に入ると、見知らぬ男の子がいた。
「ああ、小田原、若松とは初対面だったか。じゃあ、お互いに自己紹介だな」
野崎が立ち上がりながら言った。
若松……ってことは、この子があと一人のアシスタントなのかな。
＊
「はじめまして！若松博隆って言います。消しゴムかけとトーンやってます、バスケ部です！」
若松君は、元気良く自己紹介した。
「あ、私、小田原Aです。修正担当です。よ、よろしくね」
「はい！」
……私、後輩と絡むの苦手なんだよなぁ……うまく話せるかな。
野崎がお茶をいれている間の、机に向かいあった状態が、若干気まずい。
「ええと……わ、若松君は、バスケ部なんだよね？」
「あ、はい！野崎先輩とは中学が同じで、バスケ部の先輩後輩でした」
「え、野崎、バスケ部だったの？」
初耳だ。
「まあ、一応な」
「野崎先輩、スタメンで活躍していて、すごくかっこよかったんですよ！」
「へぇ」
野崎、身長高いしなー。バスケやるのは、確かに向いてそう。実際向いてたわけだし。
「でも、今は帰宅部だよね、野崎。なんでバスケやめちゃったの？」
「突き指するの怖いから」
「情けないこと言わんでください」
あはは……商売道具だもんね。無理もない、か。
＊
「次はどんな話なの？」
「ええと……サブキャラだ」
あれ？野崎、今一瞬、言うの迷った？何でだろ。
「サブキャラって、この二人だよね。電話でいつも励ましてくれる彼は、実は大っ嫌いな男の子、ってやつ。いいよねー、会いたくても会えないもどかしさ、みたいなやつ」
なにを隠そう私は、漫画大好き少女漫画大好きなのだ。だから、野崎にスカウトされたアシスタントもすぐに引き受けた。
「会いたくても会えない、かー……」
「ん？どうかした、若松君？」
若松君は、はぁ、と大きなため息を漏らした。
「実は俺も、会いたくても会えない、憧れの人がいて……」
「え、そうなの!?なになに、どんな人？」
私は思わず身を乗り出した。
「声楽部のローレライさんって言うんですけど……」
若松君は話しはじめた。
……野崎が後ろでドキドキしてるのは、何でだろう？
第８号 トーン担当・若松君 2→←第６号 背景担当・堀先輩 2
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
＊ラッキーキャラクター＊
若松博隆
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スマトラ島のラフレシア - 月の猫さん» ええと、キャラ設定とは具体的にどういう物でしょうか？容姿とかプロフィールだとか、その辺を言って貰えると助かります！ (2015年6月22日 18時) (
レス) id: db820b405d (このIDを非表示/違反報告)
月の猫 - 夢主ちゃんのキャラ設定とかありますか？ (2015年6月21日 11時) (レス) id: c684b581de (このIDを非表示/違反報告)
スマトラ島のラフレシア - ☆RENA☆さん» もう全話大好きってことでいいですかね？(真顔)ハズレほとんどなくて凄いです (2015年4月30日 17時) (レス) id: db820b405d (このIDを非表示/違反報告)
☆RENA☆(プロフ) - スマトラ島のラフレシアさん» 最後好きなんやなwwwあたしはみこりんと鹿島くんが出てる話なら全部…！！！\(//∇//)\ (2015年4月29日 16時) (レス) id: 9387afb0ce (このIDを非表示/違反報告)
スマトラ島のラフレシア - ☆RENA☆さん» あれです！笑 大体最後の話って好きです。10も20も30も40もごじゅ(以下略 (2015年4月24日 19時) (レス) id: db820b405d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スマトラ島のラフレシア | 作成日時：2014年9月30日 17時
