52話 ページ8
．
…ということがあり、今(51話の最初)に至る。
場所は体育館裏
菅さんは壁にもたれ、そこに俺が右手をつく
いわゆる"壁ドン"の片手ver.である
もちろん、雰囲気はそんなに甘いものではなく
今までに無いくらいピリピリと張り詰めていた
菅原「近付くなって…Aは西谷のものなの？」
西谷「…それは……」
違う
むしろ俺から遠ざけてしまった存在
菅原「西谷がそんなこと言える資格、無いんじゃないの？」
西谷「……」
菅さんの言う通り、俺にこんなこと言う資格なんてない
俺のわがままだってことはわかってる
西谷「…ないけど…でも嫌なんです」
声が掠れる
のどが引きつってうまく言葉が出ない
西谷「菅さんとあいつが、一緒に居るのを見んのが…辛い…っ」
目の奥が熱くなり、じわりと涙がせり上がってくる
西谷「俺はあいつが……Aの事が、好きなんです……っ」
ふわっ
西谷「……っ？」
頭に触れられる感覚がする
目を上げると
菅さんがニコッと笑いながらこちらを見ていた
菅原「…ったく、二人して世話焼かしやがって…。やーっと素直に慣れたな(ﾆｯ」
西谷「菅さん…？」
菅原「お前の気持ちはちゃんとわかってたっての。うんうん…よし、今度はお前の番だ！」
西谷「え、待ってくださ…」
菅原「いいから、はやく行ってこい！多分まだ帰ってないはずだからさ」
トンっと背中を押される
菅原「でもその前に、その顔なんとかしとけよー。泣いたってすぐわかるぞ(ﾆｯ」
上手く状況が理解出来ない
でも、菅さんが気を遣ってくれたんだって事は
バカな俺でも理解できた
西谷「〜っ、あざっす！！」
最高にでかい声で菅さんにお礼を言って
俺はその場を後にした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
なんとかここまでこれた…
あと少しで完結です(多分)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉菜(プロフ) - 白だんごさん» 打ち間違えてますね…ご指摘ありがとうございます(＠_＠;)更新頑張ります！( ´∀｀)b (2018年6月20日 17時) (
レス) id: 619487533e (このIDを非表示/違反報告)
白だんご(プロフ) - 多分打ち間違いだと思うのですが48話の最後の会話文の名前の表示が「菅原」になってました！あと、とっても面白いです！これからもほかの作品の更新、頑張ってください！ (2018年6月20日 16時) (レス) id: 43114382bc (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - アホガールさん» おぉ......！！！わかります！！凄く、わかります！！！ (2018年1月23日 23時) (レス) id: 1a2027ff6c (このIDを非表示/違反報告)
アホガール - 人に見せられないくらいの顔になってたヨォ！涙が出そーになってた！ガチで私は西谷夕に恋してる。 (2018年1月23日 23時) (レス) id: d2885f721a (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 凄いキュンキュンしました！！とりあえず感動で涙が......!!ノヤっさんかっこよすぎて死んじゃう......// (2018年1月21日 22時) (レス) id: 1a2027ff6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：莉菜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/risa08251/
作成日時：2017年8月1日 12時
