【ハイキュー】初恋の味【西谷夕】

39話 ページ42

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〜西谷side〜




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ｼﾞｬｰｰｰ





俺は逃げるように体育館を出て
水道の水で頭を冷やしていた



西谷「…」






一週間ぶりのAとの会話



西谷「………っ//」




会話という会話でもないのに
自然と頬が熱くなる



西谷「…情けねーな」



この一週間

男磨き…？
みたいなのを、自分なりにしてみた


筋トレしたり、普段買わないファッション誌を買って読んでみたり、ネットで色々調べたり


一応毎日勉強してきたから
自信も付いてきたのに




西谷「…なんだよ、なにしてんだ俺……っ」



話しかけられた事に舞い上がって、うまく言葉が出てこなくて


終いには逃げてきてしまった




西谷「すげー調子狂う…」


普段なら、普通の友達となら
一週間会わなくても普通に話せる

馬鹿みたいな話だって出来る



でも、Aとは出来なかった






理由は……─────────





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ｷｭｯｷｭｯ



西谷「はー、さっぱりした」


頭から大量の水滴がポタポタと滴り落ちていく




西谷「やべ、タオル忘れた…ってかワックス！」



ｸﾞｼｬｸﾞｼｬｯ



頭を触ると




ベタベタ…いや、ベトベトしていた


西谷「まじかよ…これじゃ身長がぁ……っ(ｶﾞｰﾝ」



「に、西谷先輩！タオル持ってきまし…」





体育館の方から、あいつの声が聞こえた



振り返るとそこには
タオルを片手に固まっている、あいつがいた




貴方「た……」




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ﾊﾟｻｯ

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