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俺よりも小柄だし、細いし、
女の子みたいなのに、
俺よりもデカいりょうくんを
サッと持ち上げた。
そのまま体育館の外へ走って行く。
慌てて照くんが追いかけようとした。
待って、俺彼の苗字知らない。
｢亮平くん体調良くないみたいで、
俺じゃ運べなかったので
リュウヤ君が運んでくれました。
俺も今から行ってきます。｣
それだけ伝えて、持ち前の俊足を飛ばす。
保健室はたまにお邪魔するから場所は分かる。
騒がしくしないように、そーっと扉を開ける。
ベッドには、時々苦しそうに呻くりょうくん。
そしてその横に保健室の
…えっと確か中間先生。
ちょっと離れた席に、リュウヤ君が座っていた。
｢りょーくん…｣
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：滝倉章真 | 作成日時：2018年9月10日 21時
