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3. ページ3

「何も見てないの?」

「…うん。」






そんなの嘘。

だって、全部見たもん。







でも、
あの母の狂った姿を思い出さないように、
必死に自分に嘘をついた。




「俺は、何も知らないんだ」と。






何日もそれを続け、

りょーくんにも、照くんにも会えない日が続いて、









俺は壊れちゃったのかな?



いつも通り聞かれた時、


『あーあ、さっさと白状すればいいのに』



って聞こえた。



「は、白状…?」





「ん?どうした?」


「あ、いや、何にも…」






目の前の人の考えを、読んでしまった。






いや、読めてしまった。






それからは、色んな人が来る度に、

『飯食ったか…食ってねえのかよ』とか、

『また白状しねぇのか、強情だなこいつ』とか、





聞きたくも無い言葉を聞くようになった。





ねぇ、神様。


なんでこんな力を俺に寄越したの。




いらないよ、こんな力。


俺はただ、平和に生きたいだけなのに。

4.→←2.


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作者名:滝倉章真 | 作成日時:2018年9月10日 21時

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