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目の前で起きたその事件から、俺は変わった。
「あんたなんか死ねばいい!」
母の叫びがこだまし、父の断末魔が響く。
血が滴るその刃を、
俺の知らないその狂った目を、
お願いだから、俺に向けないで。
小1の俺には、
ただ震えることしか出来なかった。
俺が見ていることなど知らず、
母はその狂った姿で、いつも通りの生活を始めた。
怖くなって、音を立てないように逃げた。
気付いたら、友達の家にいた。
「のえる!…どうしたの?泣いてるの?」
「りょーくん…りょーくん…!」
幼なじみのりょうくんこと、亮平くんの、
少し高いその胸に、
ただ抱き付いて、泣きじゃくった。
声に気付いたのか、
お兄ちゃんの照くんも出て来て、
俺のことを抱き締めてくれた。
事件の捜査は、すぐに始まった。
…同時に、俺は警察署に呼ばれ、
外に一歩も出られない日が続いた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名:滝倉章真 | 作成日時:2018年9月10日 21時