第284話・研��の思惑 ページ1
雷門中に着けば多くの拍手喝采と歓声があると思っていた円堂たち。だが雷門に着いても人っ子一人おらず、濃い霧が周囲を覆いグラウンドを隠しているようであった。
周囲を見渡すと、濃い霧の中から一人の男が姿を現した。吉良星二郎の側近、研崎だ。
「お待ちしていましたよ、雷門の皆さん。皆さんにはまだ最後の戦いが残っていますからね」
「最後の、戦い？」
研崎の後ろには11人のマントとフードを深くかぶった集団がいた。明らかに普通の雰囲気ではない。異様な空気感を纏った集団だった。その中の1人が前に出てきて、ゆっくりとそのフードを取り払った。
「なっ、風丸！？」
ジェネシスと初めて戦った後、チームを出て行った風丸がそこにはいた。
そして次々と目深に被ったフードを取って行きその正体が明らかになって行く―――。
「染岡くん！？」
「うそ！？」
「影野、半田！」
「栗松！ 少林！」
宍戸、マックスなどのFFまで一緒に戦って来た雷門イレブン、そして後方チームとして待機していた闇野、杉森がそこにはいた。
「…久しぶりだな、円堂」
「ど、どういうことだよ…？」
困惑し動揺を隠せない円堂たち。ただ一人を除いて。
円堂たちの動揺を気にせず研崎は「ようやく私の野望を実現するときがきたのです」と言い出す。
何のことか聞き返すと、風丸がマントの内側からエイリア学園が使っていた黒いボールに似た紫色のボールを出した。
風丸は「再開の挨拶代わりだ」ニヤリと口角を上げると円堂に向かって紫のボールを蹴った。円堂は真正面だったこともあり受け止めるが、ボールの勢いに負け留めきれず尻餅をついてしまう。
「風丸っ」
「俺たちと勝負しろ！」
勝負を挑んできた風丸に対し円堂は動揺を隠せずいた。ふと彼の衣服の下から覗く怪しげな光に目が行く。
「あの光は、エイリア石！？」
「なんだって！？」
「エイリア石は研究施設と共に破壊されたはずじゃ…」
夏未や響木も驚愕の声を上げると、研崎は愉快そうにクツクツと笑い出した。
「皆さんにはお礼を申し上げます。お陰であの無駄極まりないジェネシス計画に固執していた旦那様、吉良星二郎を片付けることができたのですからね」
吉良から事情を聴いている最中に起きた爆発についても奴の仕業だった。
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活字不足卍(プロフ) - ここで衝撃の事実パート2。好きな声優さんは緑川光デス！好きなガンダムはブルーディスティニー1号機！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 本当にすいすい読めてしまいました。すごく面白いし、読みやすいです。これからもがんばってください！ (2022年2月9日 20時) (レス) @page23 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 世界編とかでもっとかっこ良くなってくるので、お願します。 (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 凄く面白かったです。世界編楽しみにしてます。もう一度誰落ちアンケートしてほしいです。みんな (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 見てます！今でも更新される度見てました！とりあえずエイリア編完結おめでとうございます！更新が私の生きる糧なので続きもどうぞよろしくお願いします。 (2022年2月8日 16時) (レス) @page22 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年2月4日 22時
