第232話・足りないピース ページ44
早速着替えたA、円堂、鬼道。マネージャーたちもAたちが帝国側にいることにポカーンとしていた。そこへ佐久間が補足してくれた。
デスゾーンは帝国で生まれた必殺技であることからも、帝国でプレーした方がいいと鬼道の提案だそうだ。
「円堂、似合うね」
「そうか？ なんか落ち着かないな〜」
雷門のGKユニフォームが深緑に近い色のため円堂は違和感がないが、Aは似合っているかどうかが気にっているようだ。
「私、似合ってるかな？」
「どっかどう見ても帝国だ！」
「…誉め言葉だよね？」
ジトーとした目で円堂を見つめる。変に視線を逸らしたりしたいため特に他意がある様子ではないのが分かる。どうやら本当に誉め言葉ようだ。
「Aちゃんは何でも似合うよ」
「それは……うれしいような、うれしくないような……」
微笑みフォローしてくれるアフロディ。有難いけれど今のAにとって複雑な気持ちしか起きてこない。しかし、このためにマントまで自宅から持ってきていたのかと思うと用意周到な鬼道に恐れ入ったA。
「AはFWに入ってくれ。スリートップだ」
「はーい」
鬼道に言われたようにセンターライン近くにいる辺見、寺門の元へ赴いたA
「よろしくな、Aチャン」
「よろしく、辺見、寺門」
「舞日女さんの力のほど、見せてもらうぜ」
「……」
「？ どうした？」
「いや……何でも…」
Aは落ち着いて改めて考えた。本来この場には土門がいるはずなのだ。彼も一応元帝国学園サッカー部の一員なのだから。そこへイレギュラーな自分がいてもいいのだろうか…と。想像も考えもしなかったことが今ここにある。
「いいのかな…本当に……」
「A、始まるぞ。集中しろ」
「あ、ごめん…」
鬼道に注意されるとホイッスルが鳴った。
キックオフは寺門から辺見へ。そして鬼道へパスが渡る。
「行くぞ！」
鬼道が駆け上がっていく。そこへ一之瀬が正面から来た。
「鬼道！ 君とやりあってみたいと思っていたんだ！」
そうして早速一之瀬のフレイムダンスが炸裂するが、それを鬼道はノールックで洞面へバックパスで交わし、一之瀬を追い越すと再び鬼道へボールが返された。
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活字不足卍(プロフ) - 若いうちにやってみたいことの一つとして、バンジージャンプがある。でも咄嗟に腰が引きそうw (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 続きが読みたい!!(クソデカボイス) (2021年2月27日 15時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 楽しみ過ぎる(豪炎寺の復帰はアツいね) (2021年2月26日 1時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2021年2月26日 0時
