第148話・マジン・ザ・ハンド 改 ページ8
「明日には私たちはここを出る！ つまりは、今日一日でマジン・ザ・ハンドを完成させ円堂の首根っこを掴んででもキャラバンに乗せるのが目的だ！」
「いや、目的変わってないか…？」
宣言を高らかにするAに塔子の鋭いツッコミが入る。
「さあ立向居！ 私のメギドフレイムを受け止められるようになるんだ！！」
「はい！！ 分かりました！！」
「立向居が死んでまうわ！ アホダラ！」
ジェネシスGKですら止められなかったことをまるで忘れているかのように言うAと立向居に本場関西のツッコミが入る。
「お願いします！」
ゴール前に立つ立向居に鬼道と一之瀬のツインブーストが向かう。
「�爛泪献鵝Ε供Ε魯鵐畢瓠�！」
何度吹っ飛ばされても立向居は諦めることをしない。その姿は、初めてマジン・ザ・ハンドの存在を知り、イナズマイレブンのOBたちにも手伝ってもらっても完成できずに、それでも諦めなかった円堂とそっくりだった。
「絶対に、諦めない！ 諦めるもんかァ！」
立向居の気が彼を覆う。彼の背には魔人が出現する。
「「�爛張ぅ鵐屐璽好鉢瓠�！」」
「�爛泪献鵝Ε供Ε魯鵐畢瓠�！」
今度もマジン・ザ・ハンドは何か違う。まるで円堂が初めてマジン・ザ・ハンドを使った時のような稲妻が落ちるような感覚を感じた雷門イレブン。
そして立向居の青い魔人はシュートをガッチリと止めてみせたのだった。
「これは間違いなくマジン・ザ・ハンド…名付けて『マジン・ザ・ハンド改』！」
「できた…？」
やっとの思いで完成したマジン・ザ・ハンド。それを発動させた本人は呆けていたが、やっと完成した実感を持ったのか雄たけびを響かる。
「やったぁああ！ 出来ましたよー！ 円堂さぁん！！」
屋上にいる円堂にぴょんぴょんとジャンプしながらその喜びを伝える。
その仕草が何とも可愛らしく堪らない。
円堂は立向居のマジン・ザ・ハンドが完成する様を屋上で見届けた。
そして思い出した。世宇子戦の前、何をやっても完成できなかったマジン・ザ・ハンドが何故完成したか―――それは、諦めなかったからだ。
第149話・円堂、吹雪の復帰→←第147話・円堂守という存在
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活字不足卍(プロフ) - 若者よ、歯磨きは大事だ。歯だけは、大切にしなさい。 (2022年6月9日 1時) (
レス) @page50 id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 今後の展開に目が離せません(更新ありがとうございます！) (2021年2月25日 0時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
焔 - 更新ありがとうございます！！！すっっっっごく好きな作品なので嬉しいです！！！ (2021年2月25日 0時) (レス) id: 3ce071c9ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 更新したー!!めっちゃ楽しみしてました！ありがとうございます！続きも気長に待ってます！ (2021年2月24日 2時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 続きが気になる(いつでも更新待ってます！) (2020年12月31日 15時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年10月11日 19時
