第147話・円堂守という存在 ページ7
「円堂くんをチームから外します」
瞳子の発言に戸惑い言葉をなくす雷門イレブン。
「そんなっ、監督！」
「円堂くんを除くこのメンバーでエイリア学園との戦いに臨みます。鬼道くん、貴方に新キャプテンをお願いするわ。よろしく」
瞳子は反論する意見は聞くつもりはないようで、それだけ伝えて去ろうとする。だが
「お断りします」
鬼道がキャプテンを辞退したことで彼女の足が止まった。
「俺たちのキャプテンは円堂だけです！ アイツは必ず立ち上がります。――それが円堂守だからです！」
鬼道の強くハッキリと意思の乗った言葉を聞いて瞳子が振り返り、周りを見回した。
瞳子はそこで全員が鬼道と同意見であることを悟る。Aは瞳子と目が合っては肩をすくめ微笑を返す。
「…明日、ここを出発するわ。誰もついて来ないなら、新たなメンバーを探すだけよ。私はエイリア学園を倒さなければならないの」
そうして瞳子は去って行く。
鬼道は瞳子を見送った後屋上にいる円堂を見つめる。
「鬼道」
「…A」
「私に、考えがあるの。…多分、秋とも同じ考えだよ」
「！」
Aはボールを拾い鬼道に投げる。勿論鬼道は難なくキャッチする。
全員とアイコンタクトをして無言で頷く。
「…試練は、誰かが与えるものじゃない…。自分との戦い。…だけど、手助けしちゃいけないなんて一体、どこの阿呆が決めたのか」
「俺もやるぜ！」
「うん！」
Aたちは立向居を呼び、円堂の現状についてかいつまんで話した。
最初立向居は円堂がそんな状態であることを知らないで、無責任なこと言ってしまった。と気落ちしていたがAたちが円堂を元気づけるために、立向居のマジン・ザ・ハンド感性の手伝いをしたい、と伝える。
立向居は、是非と承諾してくれた。
こうして立向居のマジン・ザ・ハンド完成に向けた特訓が始まった。
第148話・マジン・ザ・ハンド 改→←第146話・バラバラの雷門
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活字不足卍(プロフ) - 若者よ、歯磨きは大事だ。歯だけは、大切にしなさい。 (2022年6月9日 1時) (
レス) @page50 id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 今後の展開に目が離せません(更新ありがとうございます！) (2021年2月25日 0時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
焔 - 更新ありがとうございます！！！すっっっっごく好きな作品なので嬉しいです！！！ (2021年2月25日 0時) (レス) id: 3ce071c9ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 更新したー!!めっちゃ楽しみしてました！ありがとうございます！続きも気長に待ってます！ (2021年2月24日 2時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 続きが気になる(いつでも更新待ってます！) (2020年12月31日 15時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年10月11日 19時
