第185話・イプシロン改戦 その1 ページ46
「今日こそアイツらとの決着をつけるんだ！」
「「オオッ！！」」
気合の入る雷門イレブンの中、吹雪がじっとデザームを見つめていた。いいや、睨んでいるとも捉えられるほどだ。
「Aお前はMFに入ってくれ。綱海はDFだ」
「おう」
「私はFWじゃないの？」
「ああ。イプシロン戦は初めてじゃないにしろ様子を見ておいたほうがいいだろう」
「了解。それにGKは円堂だしね」
雷門、イプシロン共にポジションに着く。
アニメを観ていたAの個人的な解釈ではあるが、イプシロン改はどこか理性が抜けているように映像からは感じた。彼らを目の前にしてその理由が何となく分かったように思えた。
イプシロン改はとても目がギラギラしており、野心的で人間の欲望に忠実な面が出ているように感じる。
(エイリア石…。劇中では人の身体能力と洗脳作用があるとだけ聞いていたけど……理性のバランスすらも壊してしまうものなのだろうか)
考え事をしていると試合開始のホイッスルが鳴る。
(今は試合に集中しなきゃ…！)
イプシロン改のキックオフで開始された試合。
攻め上がるイプシロン改。以前よりもスピードやパワー、必殺技までもが確実に強くなっていた。
試合開始早々ゼル、マキュア、メトロンのガイアブレイクが炸裂する。
「今です円堂さん！」
ベンチから声を上げる立向居。
「行くぜ、じいちゃん！ 究極奥義！」
雷門に緊張が走る。
固く握りしめた右拳を、勢い付け前方に突き出す。
「�狎亀舛療慣��瓠�」
円堂の正義の鉄拳はガイアブレイクを完全に弾き返した。
「まさか…これほど完璧に止められるとは」
パワーアップしたと豪語するイプシロン改。そんな彼らのシュートを寄せ付けない円堂の『正義の鉄拳』の威力。円堂のプレーで勢いがついた雷門は、イプシロン改の攻撃は防ぎ続ける。
「リカ！」
Aからリカへボールが渡り、リカはローズスプラッシュで得点を狙う。だがそれをデザームはワームホールで完璧に止めてみせた。
「お前だ！」
デザームは吹雪を指差しボールを渡した。
「お前が撃ってこい！」
第186話・イプシロン改戦 その2→←第184話・正義の鉄拳
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活字不足卍(プロフ) - 若者よ、歯磨きは大事だ。歯だけは、大切にしなさい。 (2022年6月9日 1時) (
レス) @page50 id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 今後の展開に目が離せません(更新ありがとうございます！) (2021年2月25日 0時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
焔 - 更新ありがとうございます！！！すっっっっごく好きな作品なので嬉しいです！！！ (2021年2月25日 0時) (レス) id: 3ce071c9ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 更新したー!!めっちゃ楽しみしてました！ありがとうございます！続きも気長に待ってます！ (2021年2月24日 2時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 続きが気になる(いつでも更新待ってます！) (2020年12月31日 15時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年10月11日 19時
