第167話・南雲の実力 ページ27
「来たな！ A！」
「私ばかりに気を取られすぎだよ」
「お前と円堂以外、相手なんかしてねぇ！ 来い！ 俺の高さについて来られるか！」
南雲は挑発するようにブロックに入るAを飛んで交わす。
「！」
南雲に越され残るは壁山と木暮、円堂だけだ。南雲は背後へ遠ざかっていくAの背を睨んだ。そして前を向いてドリブルと三歩程度してすぐにまた飛び上がった。
彼のプレーの特徴は、驚異的な空中戦。地面に足がついているより、飛んでいる時間も長い。血の気が多く少々口が悪い印象とは対照的に繊細でとても絶妙なボールコントロールをする。
「紅蓮の炎で焼き尽くしてやる！�爛▲肇潺奪�フレア�瓠�」
太陽の持つ紅蓮の炎のエネルギーをボールに込めたような爆炎ボレーシュートが円堂を襲う。円堂はマジン・ザ・ハンドで対抗するも南雲のアトミックフレアは、いともたやすく打ち破る。
ゴール内へ叩き込まれた円堂は、すぐに顔色を明るくし「すっげーな南雲！」と嬉しそうに言う。
「当たり前だ！ 俺が入れば宇宙人なんかイチコロなんだよ」
ベンチでは彼のプレーを見て相当な期待が良さられた。
「監督！」
「豪炎寺くんじゃなかったけど、彼なら強力な戦力になりますね！」
とマネージャーたちも絶賛の嵐だ。
「テストは合格か？」
「勿論！ うちのチームで一緒に戦おうぜ！ よろしくな、南雲！」
円堂と固く握手をする南雲は「『マジン・ザ・ハンド』…悪くねぇよ…」と呟いた。
「じゃあこれからはウチとツートップぅ？」
「FWは俺一人か…Aで十分だろ」
南雲はわざわざAの肩を掴み抱き寄せて言った。
「感じわる〜」
「あのねぇ、私基本はFWじゃなくて…」
「FWがいないなら、Aが前に出るんだろ？ だったらMFやDFにするより、攻撃に参戦させておいた方が攻撃の威力は格段に上がるに決まってる。――それに…�牴兇��甍貊錣砲い燭曚Δ�出し惜しみしないで済むだろ」
「！ 君…」
南雲は円堂への興味本位で近づいたはずだが、こうしてAに積極的に接触してくるあたりやはりエイリア学園へのスカウトをまだ諦めている様子ではないようだ。
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活字不足卍(プロフ) - 若者よ、歯磨きは大事だ。歯だけは、大切にしなさい。 (2022年6月9日 1時) (
レス) @page50 id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 今後の展開に目が離せません(更新ありがとうございます！) (2021年2月25日 0時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
焔 - 更新ありがとうございます！！！すっっっっごく好きな作品なので嬉しいです！！！ (2021年2月25日 0時) (レス) id: 3ce071c9ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 更新したー!!めっちゃ楽しみしてました！ありがとうございます！続きも気長に待ってます！ (2021年2月24日 2時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 続きが気になる(いつでも更新待ってます！) (2020年12月31日 15時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年10月11日 19時
