第164話・売り込み ページ24
「俺のこと捜してたんだろ？」
「南雲…を？」
「ああ。アンタらが捜している【炎のストライカー】て俺のこと」
「うそ…」
(まあ嘘なんだけど…。いや、あながち間違いではないが)と心の中で呟きながら驚いたフリをするA。
するとそこへ土門と吹雪が割って入ったということだ。
「あれを楽しそうに会話していると思うなんて、君たちの目は節穴なの？」
「わ、悪かったな…」
「ふーん」
南雲は吹雪と土門を値踏みするかのように見回す。2人はAとの経緯を説明はされたが警戒を許している様子はないようだ。
どうやらグランのことがあって地球人のフリをして、接触してくるかもしれないと警戒しているようだ。
「俺は南雲晴矢。アンタらが捜してる炎のストライカーって多分、俺のこと」
「え、」
「本当なのAちゃん」
「さあサッカーしているところは見たことないけど。初めて会った時は挨拶くらいだったし」
「……」
それを聞いてされに警戒を強める2人。円堂がグランと出会った経緯と似ているからだ。
「そんな警戒しなくったて、いいだろ？」
「まあ二度も三度もあってたまるかって思うけどね」
「炎のストライカーの証拠、あるの？」
「ああ。見せてやるぜ、俺のシュート！」
そう言って南雲はそこでデモンストレーションとして必殺技『アトミックフレア』を披露する。
披露が終わり身軽に着地する彼は土門たちに「どうだった？」と口角を上げ笑い問う。
「す、すげぇ…」
「炎のストライカー…」
「……」
Aはじっとアトミックフレアを見ていた。どう考えても流星ブレードより威力が弱いのだ。
「で、アンタらの仲間に紹介してくれるのか？」
「ああ！ いいだろ、吹雪、A」
「もちろん」
「……」
「？ A？」
「あ、うん。いいんじゃない」
ジェネシス戦ではグランは本気でなかったにしろそれなりに威力はあった。一応はジェネシスと同格のチームであるプロミネンスのリーダーがこの程度の威力。――だとすれば南雲はおそらく本気を出していないのだろう。
という結論に至る。
第165話・炎のストライカー、南雲晴矢→←第163話・南雲晴矢
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活字不足卍(プロフ) - 若者よ、歯磨きは大事だ。歯だけは、大切にしなさい。 (2022年6月9日 1時) (
レス) @page50 id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 今後の展開に目が離せません(更新ありがとうございます！) (2021年2月25日 0時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
焔 - 更新ありがとうございます！！！すっっっっごく好きな作品なので嬉しいです！！！ (2021年2月25日 0時) (レス) id: 3ce071c9ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 更新したー!!めっちゃ楽しみしてました！ありがとうございます！続きも気長に待ってます！ (2021年2月24日 2時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 続きが気になる(いつでも更新待ってます！) (2020年12月31日 15時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年10月11日 19時
