第074話・信じている ページ28
「つまり俺たち10人で戦うッスか？！」
「だったら10人で戦うまでだ！」
「エイリア学園相手に10人か！」
「正気かよ！」
「このままあいつらの好きにはさせられないだろ！」
「そうは、そうだけど…」
この揉めている状況を見てか春奈が「11人目ならいます！」と言い出した。全員が彼女の方を向く。
「木暮くんが！」
「ええ？！」
「こ！？」
「「木暮ぇ？！」」
名指しされた木暮が一番驚いている状況。
「木暮くんだってサッカー部の一員です！」
「でも補欠だろ。大丈夫かよ、そんな奴入れて」
「下手にうろちょろされると、却って邪魔になるし…」
「そんなことないです！ 木暮くんなら大丈夫です！ だからお願いです、お願いします！」
春奈が皆に懸命にお願いしていると円堂が前に出た。
「キャプテン、お願いします！ Aさんも！」
「分かったよ、音無」
微笑み了承した円堂。瞳子にも許可をもらい木暮は今回限りの雷門イレブンのメンバーの1人として参加することになった。
雷門のユニフォームを着た木暮。それに合わせAも解いていた髪の毛をいつのようにお下げに結わいた。
「意外と様になっているじゃないか」
そんな彼を見つめる目は様々だった。漫遊寺イレブンは不安よりも心配のほうが先に立っている様子、秋や夏未、雷門イレブンは不安そうだ。春奈とAは期待する視線を向けている。
「木暮くん、君にはDFをお願いするわ」
「俺が、DF…？」
「適任だと思うけど、不服かしら」
「別に地味だなって思って」
「じゃあどこがいいの？」
「こだわってないんで、DFでいいです」
不貞腐れたように言葉を言う木暮。目金からは怪我をしないようにすることだと言われ彼を睨んだ。
「大丈夫！ 木暮くんならやれるよ！ 私、信じてるから！」
「あのさ！ 信じてるってそんな簡単に言うなよ」
木暮はディフェンスラインに駆けて行った。そんな彼をAが引き止めた。
「木暮！」
「何？」
「如何にも不機嫌です、なんて顔しないでよ。可愛い顔が台無しだよ？」
「余計はお世話だ」
フイッとそっぽを向いた木暮はAに本題を問う。
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活字不足卍(プロフ) - ｱﾘｶﾞﾄｰｱﾘｶﾞﾄｰ 今日もコーラが美味い！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 54話はた○く細胞のことですよね？それにしても本当にこの小説好き!! (2021年1月25日 20時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 作者さん、ボロくそ分かるぞそれv2さすがにそこまでは、いかないけども確かにさっくん(佐久間)も好きじゃ。でもね我の最推しは、神様仏様 "照美様" です！！(語彙力なくてすみません) (2019年8月8日 10時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月31日 0時
