第073話・イプシロン来襲 ページ27
「にしても木暮ってすごいね」
「え、」
「2時間もやってるのに、スピードが全然落ちてない。それにあの身軽な動き、全国でもそういない」
「……」
Aに言われ木暮を見つめる春奈。すると痺れを切らしたのか木暮が「早くしろよ！」と急かしてきた。次の形式はボールを落とした方が負け、といった単純なもの。Aも木暮も地面に落とすことなくボールをお互い返していく。すると、段々と視界が悪くなっていく。
「なんだ？」
「黒い霧…！」
「エイリア学園か…」
イプシロンの来襲に円堂たちも駆け寄って来た。
漫遊寺中サッカー部に対し予告の答えを聞くイプシロン。
「何度言われても答えは同じです。私たちに戦う意思はありません！」
「…ならば仕方ない」
黒いボールを掲げたデーザム。するとゼルが黒いボールを漫遊寺中の建物へと蹴りこみ破壊した。生徒たちから悲鳴が上がりイプシロンを睨んだ影田たちにニヤリと口角を上げるデザーム。そこで影田は悟っただろう。話しても無駄だ、ということを。
「…やむを得ません。その勝負、お受けいたしましょう！」
そして漫遊寺とイプシロンの勝負が始まった。漫遊寺のボールさばき、スピードに感心していた雷門。最初こそ漫遊寺の優勢かと思われたが、イプシロンの前に次々と倒されて行く漫遊寺イレブン。
「ッ―――無念だ…！」
漫遊寺のストライカーである影田も倒れイプシロンとの点差は15点、時間は丁度6分で試合は継続不可能に。
「これがファーストランクチームの力…！」
「ジェミニストームとは比べ物にならないくらい強いでヤンス」
再びデザームがボールを掲げ「やれ」と言った。
「待て！！」
「ん？」
デザームに待ったをかけたのは、円堂。
「まだ、試合は終わっちゃいない！ 俺たちが相手だ！」
「お前たち？」
円堂と見つめたデザームは鼻で笑い「いいだろう」と承諾した。
「なら、こいつベンチね」
「え？」
Aが指を指したのは栗松だ。風丸が聞くとAは栗松が目金同様に足を挫いたことを説明した。イプシロンとの戦いで無理をさせたら、使い物にならなくなるかもしれない。
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活字不足卍(プロフ) - ｱﾘｶﾞﾄｰｱﾘｶﾞﾄｰ 今日もコーラが美味い！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 54話はた○く細胞のことですよね？それにしても本当にこの小説好き!! (2021年1月25日 20時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 作者さん、ボロくそ分かるぞそれv2さすがにそこまでは、いかないけども確かにさっくん(佐久間)も好きじゃ。でもね我の最推しは、神様仏様 "照美様" です！！(語彙力なくてすみません) (2019年8月8日 10時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月31日 0時
