第272話・やはり厨二病か、成仏してクレメンス ページ10
・・・。
しばしの沈黙後、Aが指を顎に当て「ふむ」と深く考え込んだ。そしてひらめいたようにパチン！ と指を鳴らした。
「つまり厨二病だな！」
「ちげぇよ！」
「止めておきなって〜、2年後の自分に顔向けできる？ 2年後も「悪魔だﾋｬｯﾎｰ、恐れよ人間フハハハハハ」なってやっても「あーあいつまだやってるよ」「そろそろ卒業しなって」「あいつ友達いないんだぜ、優しくしてやれよ」て遠巻きにされながら、イタイものとして扱われて、便所飯だから」
「誰が厨二病だ！ ふざけやがって！ テメェは魔王様に選ばれた生贄なんだよ！」
「あーうんうん。分かるよ分かる。エクソシストとか悪魔憑きとか、ドラゴンとかロボットとか憧れちゃうよね〜。青春だもん。うんうん。
なんていうの？ 自分には他人にはない不思議なPowerがあって、世界の危機に陥っているのに自分だけが気づいている、みたいな。誰もが通る道だよ、分かるよ」
ポンポン、とデスタの肩を叩くA。
「人の話を、いや…悪魔の話を聞けェ！ 酷い目に遭うぞ！」
「えぇ！？ 酷いことするの！？ 工〇同人みたいに！？」
「するか！ そんなことよりも…もっと身の毛のよだつことだ！」
「ハッ！ ……まさか」
「そうだ！ お前が想像するおそろし━━━━━━」
「バイトテロ？ タワシ君何歳？ 今時は現場にスマホは持ち込み禁止だよ？」
「ちげーよ！ バイトするほど栄えてねぇよ！」
「地元のことdisってんじゃん。面白過ぎるんですけど」
連れて来られてから一切怖がる様子も見せず鼻で「ふっ」と笑い見下げてくるAの態度にデスタは髪をぐしゃぐしゃに搔きまわす。
「くっっっっそが！！ 舐めやがって！！ テメェぜってぇに生贄してやるからな！！ 覚悟しろ！！」
「お前こそ、覚悟しろ…！ タワシ！」
「タワシじゃねぇ！」
「私のことを好きに出来るのは天上天下で唯一、私だけなんだよ。Do You Understand？」
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
