第267話・デデンデンデデン伝言 ページ5
「そうだ。立向居」
「は、はい！」
テレスに突然声を掛けられ肩をビクゥッとさせ大袈裟に驚く立向居にテレスは軽く笑った。
「エミリアからの言伝だ。『次はない』てな」
「脅迫じゃん、うっしっし」
(……日本留学を画策していることは伝えないでおこう…)
テレスは非常に空気が読める男であった。
エミリアが考えていることをそのまま伝えれば、チームにいる間しばらく彼女からずっと睨みつけられることとなる。
「クリスからも言伝だ。
『おめでとう。来年は私も、アメリカももっと強くなっているから親善試合があるときはまたよろしく』
とのことだ」
「来年！ そうだな！ 来年またFFIがあったら、また試合したいな！」
「アメリカの分も頑張ってくれよ！」
「ギンギンにね！」
「同じグループAを戦った者として、イタリアとジャパンの健闘を祈る」
「みんな、ありがとう！ フィディオ、お互い頑張ろうな！」
「ああ！ 決勝戦で会おう、マモル！」
円堂はフィディオと握手を交わし、ふと思いついたように声を上げた。
「こんなにもメンバーが揃ったんだ！ 一緒に練習やろうぜ！」
「それはいい！」
「やろう！」
「今日は遠慮なくゴールに打たせてもらうとしよう！」
「いっそ2チームに分かれてゲームをするというのはどうかな？」
「円堂、悪いけど私パス」
「え！？ なんで？！」
「こんなだし」
妙な形にテーピングされたAの腕を見てギョッとするフィディオたち。
「ど、どうしたんだ、それ！？」
「怪我か！？」
「…Oh, My Gad…ジャパンはKAROUSHIするまでAをこき使うつもりだったんだ…」
「早とちりすな！」
と苦戦しながらテーピングを解いて腕の状態を見せた。
「？ ブレスレット？」
「ふむ。いい趣味だね」
「分かってるよ、イギリス人」
イギリス人の「いいね」は、建前であり「私は好みじゃないけど、貴方にはよく似合っているよ(笑)」という意味合いが含まれている。
「好きなこんなゴミつけるか！」
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
