第294話・世界征服 ページ32
「最近じゃオイルに変わる再生可能エネルギーに注目が集まっている。
でもそれはここ数年の話し。10年、20年経たないと安定することは難しい。その間に戦争を引き起こす。」
Aは話を続ける。
「戦争には油田が欠かせない。戦争が起きればどの国も油田を我先にと取り合う。そうすると油田の価格が一挙に高騰し、枯れかけていてもガルシルドの採掘する油田を欲しがる国がある。
そこで得た利益で武器を作り、各国に提供すれば…」
「…世界を征服したも、同然ということか」
鬼道が答えを導き出し、ピリつくミーティングルーム。
「ガルシルドはFFIを開催したのは、参加各国を互いにいがみ合わせ戦争を起こさせるため。
その証拠も揃っている」
響木はデータを見ながら確信を得て円堂たちに伝えた。
「まさか、FFIの裏にそんな事情があったなんて……」
「ったく、何が私の愛するサッカーを通じて世界の平和を目指すだ。全く反対じゃねぇか」
土方の脳裏にラガルートとその弟が浮かんだ。
そんな中、円堂が「許せない」と呟いた。
「サッカーをっ…！ そんなことに利用するなんてっ」
「円堂くん…」
円堂の心境を察し秋が心配そうに声をかけた。
「でもよかったじゃないですか。その証拠のデータは我らの手にあるんです」
そういう目金の真意に首を傾げる面々たち。無論気づいている者もいる。
「これを警察に持っていけば、ガルシルドが逮捕されるのは間違いありません！」
目金は得意げにそう言う。
「そうですよね！ これだけ証拠があれば逮捕できますよね！」
パッと明るい表情になった円堂たちは、響木のほうへと視線を向けた。響木は頷き自分が警察に持って行こう、と円堂たちを安心させた。
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
