第293話・ガルシルド・ベイハン ページ31
その日の夜、円堂たちが夕飯の時間になっても帰ってこず帰ってきたと思ったら何やら緊急事態だ、と久遠たちをまで呼び出しミーティングルームに全員が集めら、ヒロトが持っているPC画面がテレビに写された。
「ヒロトってそんなにパソコン得意だった？」
「あははっ、データを開いたりインストールするだけだよ」
そして中身を開くと久遠と響木が険しい顔をした。
「これは……」
「？ 何があるんだ？」
「簡潔に言えば『ガルシルドの世界征服企画書』だよ」
「簡潔な言い方どうも」
ガルシルド・ベイハン。
FFIの開催議長であり、ブラジル代表ザ・キングダムの監督でもあるガルシルドは、オイルカンパニーの社長でもある。
飛行機に自動車、船など多くの乗り物には石油が必要不可欠であり、現代社会では欠かせないエネルギーの一つ。
原油を抑えることでこれまで世界に対し多大な影響力を持っていた。けれど、近年ガルシルドが保有する油田が枯れかけているのだ。
久遠がヒロトのPCをいじり別のデータを取り出す。
データを見せられただけ、すべてが分かるわけではないため全然さっぱり分からない、とばかりのメンバーもいる。
「これはガルシルドの油田から産出される原油量の水位を現したデータだ」
「すごい勢いで減ってるわ…」
「4分の1もないじゃないですか！」
「原油が取れなくなるのは時間の問題だろう」
「最近買収した軍事関連企業の兵器に関する生産計画だ。どの兵器の製造数も5倍以上引き上げられている」
「戦争でもおっぱじめようってか？」
「その通りだよ」
染岡の呟きに対し肯定するAに騒然とするイナズマジャパン。
「日本はさすがに入っていないみたいだけど、中国や韓国、ロシアが軍事強化するのなら話は別だ。
自衛のためにも脅威を取り払うための矛は持ち合わせなきゃいけない。皮肉だね」
「A、どういうことだ？」
「何が？」
「戦争って…冗談も大概に」
「冗談だと思う？」
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
