第266話・謝罪 ページ4
「思い出さないか？ 俺たち、ここでちょっとしたゲームをやったよな」
「エドガーはいなかったけど、ミーたち、4人の誰がシュートを決めるかってね」
「勿論覚えてるさ！」
「そういえば聞いたな。円堂が世界レベルを実感したと」
鬼道が思い出す。
「そのお陰でパーティには随分と無粋な格好でやってきたのだがな…」
「いやー悪かった！ つい夢中になっちゃってさ！」
当時の円堂の事情や、円堂がどれだけサッカーバカかをよく理解したエドガーは、クスクスと笑うだけであった。
「ユニフォームは無粋じゃないだろ」
「パーティー会場にユニフォームで来ることは、非常識だよ」
「もし私がユニフォームで来ていても言ったのかよ」
「レディーの服装をとやかく言うなんて、紳士にはできない振舞だよ」
「物は言いようだね」
幼馴染の気安い言い合いは早々に終わり、テレスが円堂を呼んだ。
「円堂、お前に言いたいことがあると言いだしたのは俺なんだ。
あのゲームをやった日のこと、謝罪したい」
「なっ、謝罪って！ そんな大袈裟な」
テレスはあの日、GKである円堂を無視してゲームをしていたことを素直に謝罪した。
「Aのシュートにも…驚かされた」
「？」
「まさかあんな新必殺技があるなんて…」
「あ、あれ新必殺技じゃない」
「……は？」
目が点になるテレス。それを隣で聞いていたフィディオ、マーク、ディラン、そしてエドガーも目を真ん丸にしていた。
「私が初めて作った技で、威力高すぎて危ないから封印してたの。
本当は決勝トーナメントまで取っておきたかったんだけど、兎に角あの日は調子に乗ってたから」
「チームKとの試合の後でかい？」
「うん？ うん。だって、お高く留まった奴の鼻っ面折るのって楽しいでしょ！」
「お高く留まったって、俺のことか？」「私のこともである」とテレスとエドガーがコソコソ。
「というか試合の後って？」
「えーっと、それにはちょっと複雑なアレコレがあって…」
説明に四苦八苦しているフィディオ。
ひとまずチームKとの試合の話しはまた別の機会に話すとして、
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
