第289話・ロニージョとの邂逅 ページ27
グループBの全試合が終わり、決勝トーナメント進出チームが出そろった。
グループA、獲得点数7点のイタリア代表・オルフェウス。同着日本代表・イナズマジャパン。
グループB、獲得点数15点、全勝ブラジル代表・ザ・キングダム。12点コトワール代表・リトルギガントの計4チーム。
イナズマジャパンはグループB1位の初戦はザ・キングダムと戦うことになる。
その予習も含めフランス代表・ローズグリフォンとザ・キングダムとの試合を見ていた。中でも異彩を放っているのは大会得点王でありザ・キングダムのキャプテンであるマック・ロニージョ。
そしてザ・キングダムの必殺タクティクスである『アマゾンリバーウェーブ』は、これまで対戦してきたチームの必殺タクティクスとは一線を画す。
久遠からも「破るのは厳しい」との話し。そんな相手を前にして尻込みするようなイナズマジャパンではない。
勝利してから取材を受けるロニージョは、明るく振舞っているが一瞬暗い様子を見せたが「必ずブラジルに勝利をもたらしてみせるよ！」と高らかに宣言した。
━━━翌日のこと、朝のランニングから戻ってきたAが目にしたのは首にされたサラリーマンが如くトボトボと下を向き歩いているロニージョだった。
「…マック・ロニージョ？」
と声をかけると、顔を上げたロニージョは「九重…A…」とAの名前を呟き、ハッとした様子で周囲を注意深くキョロキョロしAの腕を引き、路地裏へと引っ張った。
「え、え、え！？ なに！？」
「しーっ！ 頼む、静かにしてくれ！」
ロニージョの切羽詰まった様子によく分からないが黙るA。
彼は再び周囲を警戒しつつ、ため息を吐きその場にしゃがみこんだ。
「路地に連れ込まれてい置いてアレだけど、人が見たらロニージョ…大会から危険させられるようなことになるよ」
「……分かってるさ…」
ブラジルは誘拐含め犯罪が多い国として認知されている。特にスラム街に入れば、一転し世界が変わる。れがAの前世で行われていたオリンピックでも懸念されていた自体だ。
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
