第283話・グランドファイア ページ21
そんなAの様子を見て、どうにも気に食わないのがデスタであった。
Aだけが、この場に飲まれていなかった。まるで独立した巨頭。天上天下唯我独尊をその身で体現するようにフィールドに彼女という『個』がなり立っているのだ。
再びのデスタとセインのシャドウレイ。
壁山のザ・マウンテンと飛鷹の真空魔、円堂のイジゲン・ザ・ハンド改でどうにか防ぎ切った。
(こいつらの力は本物だ。点を取るのは簡単じゃねえ。
Aが何故あそこまで余裕でいられるのかは、分からねぇが…ハッ、笑ってやがる)
その笑みからは「ボールをつなげてくれるよね？」とばかりの信頼が厚く含まれていた。
(やってやろうじゃねぇか…！)
やる気が出てくる不動。
試合が再開され、FW以外がDFに回りダークエンジェルの猛攻をどうにか凌ぐ。
「また2人でシャドウレイか！ 1人で来いよ、それとも俺が怖いか？」
肩で息をする不動。デスタとセインを煽るが、疲れ果てている不動に対しタックルをし地面にひれ伏させるデスタ。
セインにパスをし油断していたデスタからボールを奪った不動。
「ナイスパスだ！」
「ふざけるな！」
向かってくるデスタに不動はバックパスで鬼道にボールを預け、カウンター。
「豪炎寺！」
「行くぞ！」
豪炎寺、ヒロト、Aが一気に上がって行き
「「グラウンドファイア！」」
3人のグラウンドファイアが炸裂、ジ・エンドV2を破り前半戦にて追いついた。
「よし！」
「やったったー！」
前半戦が終了し、後半戦へと勢いがついた形だ。
仲間のもとへ行くと虎丸がAへと駆け寄ってきた。
「Aさん、いつの間にグラウンドファイアを？」
「ふっふっふっ、私はいつだって代替役を熟せるようにしているんだよ」
さすがにタイガーストームのようなチェイン系、皇帝ペンギン3号のようにAの中で「この組み合わせじゃなきゃダメ！」というのは練習はしていないが、今回のようなグラウンドファイアであれば、豪炎寺の位置にも、ヒロトの位置にも行ける。
「無限の壁のような欠点はない！」
ドヤァっとするAに苦笑いが零れる虎丸。
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
