第280話・割り込み、ダメ、ゼッタイ ページ18
「おいテメェ！ なに割り込みしてんだ！」
「え！？ やっぱり！？ Aさぁん！」
「でも、スポットライトに照らされたのは私だから〜」
Aの肩を掴みゆさゆさする虎丸。
デスタが指を鳴らす直前、Aは軽くそのヒップで虎丸を押し退け自身がスポットライトに当たるという姑息、もとい割り込み行為をし試合に出れる11人に選ばれたのだ。
それに気づいたデスタがAを指差した。
「どんな形であれ、選ばれたのは私。試合に出してもらう！
昇天してもらう！ 私たちの愛するサッカーで、骨の髄まで！」
「……それ、私のセリフ」
「変なことになっちゃたね」
「まさか、こんなことに巻き込まれるとはな…」
「だが、彼らは解放してくれる様子はない」
作戦会議、とは程遠い愚痴吐き大会になってしまいそうだ。
とはいえフィディオたちが来なかったら、リカとAのどちらかが犠牲になっていたかもしれないのだ、その点彼らがいてくれて助かっている。
「あ、おい。そこのじいさん」
「なんじゃ」
「アンタらのせいで足首赤くなっちゃっただろ。今すぐテーピングするから、テーピング持ってこい30秒以内」
「老人をパシる気か？！」
「自分たちが招いた責任に対して、大人がすることが審判だけだと？ むしろテーピングくらい安全に試合を運ぶための初期投資だね」
「やれやれ、最近の若者は」
「年寄を労わらんのぉ」
といいつつ老人たちは言われた通りテーピングを持ってきた。30秒もかからず。
「どこに持ってたんだよ！」
「ほっほっほっほっ」
塔子の問いかけに何も答えることなく立ち去る老人たち。
「A、あいつら何者なんだ？」
「この辺に住んでる子じゃない？ ガワは」
「がわ？」
「夏未がおとぎ話の中で、その能力が使える子がいるとも言われているって話してたでしょ？
ガワはどうであれ、中身は違うんじゃない？ 降霊術って日本だけが行うことじゃないし」
第281話・いい相手だね。→←第279話・えぇ！？私が魔王！？
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
