第278話・ダークエンジェル ページ16
地震が収まるとデモンズゲートの空気はだいぶ冷え、悪寒を覚える程だった。
避難もせずそこに留まっていた円堂たちの元に再びデスタが姿を現した。
「1000年の封印は解けた！」
「今、破壊の時が始まる！」
「その声は、まさか！」
「強き魂を喰らい魔王は復活した！」
「我らは『ダークエンジェル』！」
突如姿を現した魔界軍団Zと天空の使徒の混成チーム『ダークエンジェル』
を、見ていたAは今にも噴き出しそうなのを必死に耐えていたが、思わず声を潜ませながら風丸に耳打ちをした。
「ねえ、ねえ…風丸ｻﾝ…笑っちゃダメ？ だめ？」
「ダメに決まってんだろ」
「なんでなんで？！ ダークｗｗｗｗえんｗｗｗくくっ」
「お前ェ」
Aが笑いを耐えている理由と、何故自分に声をかけたのかよーくわかっている風丸は、拳をブルブル振る合わせていた。Aは『ダークエンペラーズ』以来『ダーク』が付くものに対しての笑いの耐性が非常に下がっていた。
ダークエンペラーズの時は真面目だったし、笑っていなかっただろう。と思わずツッコミたくもなるが、彼女があの場面で笑えなかったのは当然である。だが今はどうだろう。父親との確執は終わりを迎え、受け入れ、これからは決勝トーナメントへただ邁進するだけの日々になったわけだ。
どんなことであっても楽しんで行こう、というスタイルは嫌いではないが
「空気は読め……。アイツらと…円堂が可哀想だろ…」
「目、逸らしていうことか？」
だが実際、目も逸らしたくなる。
ダークエンペラーズのこと、これから一生Aに笑われ続けるのかと思うと恥ずかしくて仕方がない。
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
