第277話・まだやるか ページ15
審判をしていた伝承の鍵を渡してきた老人に足枷と伝承の鍵を解いてもらい、速攻で着替え鬼道たちの元へと向かったA。
「お疲れ様。ありがとう」
笑顔を向けると白組のメンバーは、照れたように笑った。
「無事で、よかった」
鬼道はそう言ってAの手を握った。ふふっと笑うAは鬼道の手を握り返し、ギチギチと彼の手が悲鳴を上げた。
「楽しかった〜？ わたしも参加、したかったなあ」
と嫌味のように顔を近づけながらニコニコしている。
「いやA、お前生贄になる寸前だったんだぞ？」と鬼道の隣にいた佐久間が苦笑いを零す。
「…好きで生贄になってないもん」
頬を膨らませぷいっとそっぽをむくA。すると上の方から「おーい」という円堂の声が聞こえた。
「A！！」
「Aちゃん！」
「A…！」
風丸が一番乗りに駆け出し、続いてヒロト、吹雪、フィディオ、エドガーたちが駆け寄ってきて、遅れて円堂たちもやってきた。
「無事か、怪我は？ 何もされてないよな？ 大丈夫だったか？」
「うん。それなりに楽しかったよ」
「？ 楽しい？」
「うん」
「ふっ、大方相手方をからかっていたんだろう。君はすぐ相手を煽る」
「まぁどこかの英国人と違って、上品なやり方じゃないけどね〜」
「あ…はははっ……はっ」
「でも怪我がなくてよかったよ」
「ありがとう、吹雪」
手を握って笑顔を見せてくれる吹雪。
「よーし、これで決勝トーナメントに戻れるぞ！」
という円堂に対し「感謝しているわ！」と魔界軍団Zの女子選手が声を上げた。
「貴方たちとの戦いは、その子を凌ぐいい生贄になったもの！」
「なに！？」
「お前たちの強き魂のお陰で、魔王は今目覚めた！」
「いてててててっ、誰か絆創膏持ってきてー！ 人1人包めるくらい出来るだけ大きいのを11枚！」
「厨二病じゃねええ！ 今に見ていろ小娘が！」
と言い残しデスタは向こうへと歩いて行ってしまい、マグニード山が大きく揺れた。
「地震か？」
「震度3くらいかな？」
「いや、4だろ」
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
