第273話・デモンズゲート ページ11
悪魔と名乗る少年に攫われたAを助けるためデモンズゲートへやってきた鬼道たち白組。火山であるマグニード山に人工的に開かれた巨大な穴がありそこへ入って行く。中は蝋燭が焚かれ、石畳の階段があり道なりに進んでいくと濃霧が立ち込め視界を悪くしていく。
「ここは、デモンズゲートか」
「A！ 無事でいてくれ！」
「きゃああああああああ」
突然上がったAの悲鳴に鬼道たちは階段を駆け下りる。辿り着いたその先で目にしたのは鎖に繋がれた、生地の薄い赤いドレスらしきものを着ているAがいた。
「A！」
「有人！」
すると
「儀式を妨げる者には、魔王の名の元に恐怖と破滅を！」
その声と共に強風が吹き荒れ濃霧を吹き飛ばし、Aを攫った悪魔と同じ衣装を着た者たちが現れた。
「ここはすでに魔界」
「いや地下だろ」
「人間風情がよくこんなところまでこれたもんだぜ」
「地下くらい私でも穴掘れば作れるが？」
「俺は魔界の戦士！ デスタ！」
「私は光の戦士！ プリキュア！」
「そして俺たちが魔界軍団ぜ」「Xだぁぁあああ！」
「うるせぇ！！ テメェ、黙って聞いてりゃさっきからごちゃごちゃと！」
「試合をするなら早くしろ！ そして私を試合に出せ！」
「出すか！ お前は生贄なんだよ！」
「いｗけｗにｗえｗｗ」
「あああああクッソ！ なんでこんな奴が伝承の鍵に選ばれたんだ！？ ちょっとでも怖がれよ！」
想像以上に軽口を叩き、余裕な態度で悪魔を煽り、鼻で笑うA。
生贄である彼女を下手に傷つけられない相手は、黙らせるための行為は一切できない。それを見越してかはいざ知らず、この状況に対し楽しんでいるようにも見えるAに鬼道たちはほんの少しではあるが安心することとなった。
「想像より元気みたいだな」
「らしいといえば…らしいですけど…」
「さすがです、Aさん！」
「図太いな、アイツ」
豪炎寺、虎丸、飛鷹、不動がそれぞれ口に出す。
第274話・やだやだやだ！私も試合に出せェェエ！→←第272話・やはり厨二病か、成仏してクレメンス
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小町 - この作品が完結したら引退なさるんですか！？(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡GOなどのお話は書かれないのでしょうか？主さんの作るお話はとても面白くて読んでいて楽しかったので残念です完結まで頑張ってください!この小説が大好きです！！！ (11月19日 20時) (
レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん - この作品が大好きです。言いたいことは沢山あるのですが長くなりすぎるのも迷惑になってしまいそうなので簡潔に。主人公ちゃんのこれからをずっとずっと楽しみにしています。作者様が無理をなさらない範囲でこの作品が長く続くことを楽しみに、応援しております。 (11月5日 2時) (レス) @page27 id: 784e24571d (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - ほとんど前触れがなく気づいたら不動が推し活を始めていた！シリアスよりシリアルな主人公ちゃん好き、確かに主人公がドMでないところ以外は確かに類似している！ (11月4日 20時) (レス) @page27 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2023年11月1日 17時
