第195話・汗のニオイ ページ16
翌日の練習も相当ハードに熟されて行く。
一之瀬、土門と戦えるのが嬉しいようで、気合も充分である。
虎丸や飛鷹、土方も一之瀬と一緒に戦ったことはないが、
すごいプレイヤーであることを知っているからこそ、楽しみなのだそう。
楽しそうなチームメンバーを見て冬花も「どんな人たちなのだろう」と微笑む。
｢仲間だ！」
「？」
「チームが変わっても、一之瀬も土門も、大切な仲間なんだ」
円堂がしみじみそう伝えると冬花は「うん」と頷いた。
「よーし、もうひと練習！ 一之瀬たちに負けていられないからな！」
「「おお！！」」
吹雪、風丸が連携必殺技の練習を、綱海が個人練習、Aもヒロトとの連携必殺技の完成に勤しむ。
翌日、朝食前から練習をする円堂、綱海に習いAとヒロトも早起きし練習を始めた。
シュートがゴールに突き刺さり、汗だくのまま手ごたえを感じる2人。
「なかなかいい感じない？」
「うん。エネルギーが分散しないし、やっぱり同時に蹴るのが良さそうだね」
Aが頷くと、丁度春奈が朝食が出来たと、呼びに来てくれた。
「ありがとう、春奈」
「いいえ！ 出来るだけ早く来てくださいね！」
「ああ」
宿舎へ戻ろうとするとヒロトと肩がぶつかるA。
するとヒロトがサッと引いた。
「え、なに！？ もしかして汗臭かった？！ それは…だいぶショックなんだが…」
朝食前にお風呂入ろ、と涙目になっているとヒロトが全力で否定してきた。
「いや！ そうじゃなくて！！ お……おれのほうがあせくさいでしょ……」
「え、いや…むしろ無臭。いい香りすらする…」
柔軟剤かな？ とヒロトに顔に顔を近づけるとヒロトにアイアンクローされた。
いやアイアンクローではあるのだが、力は入れていないため痛くはないのだが
「あのーヒロトさぁ〜ん？ この手は？」
「……恥ずかしいから、やめて…」
顔を真っ赤にしたヒロトからのマジレスだった。
不覚にもAは可愛いと思ってしまった出来事であった。
第196話・ベンチ温めて待ててやる ※→←第194話・クリスティン・ブライアン ※
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活字不足卍(プロフ) - ごめんちゃい………でも頑張って10月中に出すよ！ (2022年10月21日 23時) (
レス) id: 251c6e8c34 (このIDを非表示/違反報告)
活字不足卍(プロフ) - 極端に言うとほぼ今日から書き始めました (2022年10月21日 23時) (レス) id: 251c6e8c34 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます。 (2022年10月9日 21時) (レス) id: 883542d863 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - お仕事大変なのに更新ありがとうございます。生きる糧なので続きを期待して待ってます！ (2022年10月8日 18時) (レス) @page37 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2022年10月8日 14時) (レス) @page37 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年9月22日 21時
