第164話・皇帝ペンギン3号 ページ29
ゴールキックから試合は再開され、
ボールはフィディオがカットしゴールまで持ち込もうとする。
「フィディオ！ 俺に考えがある！ あと一回だけチャンスをくれ！」
「…分かった！」
デモーニオがフィディオのマークに着いた。
「俺は究極だ！ 究極の存在なんだ！！」
「究極のものなんか存在しない！！」
「何ィ！？」
「みんな、究極になる為に努力する。努力するから進化するんだ！！
自分を究極だと認めたら、進化はそこで終わるぞ！！」
「黙れぇぇええーーーー！！！！」
フィディオはすれ違いざまに「イタリア代表の座は譲らない！」とデモーニオをすり抜けて行った。
ボールは鬼道へ渡る。
━━━━まだ抗うのか？ 鬼道。私という過去からは逃れられん
『過去を背負っても…前に進むことは出来る！』
━━━━今のお前を作ったのは私だ
『ならば…これからの道は俺が作る』
━━━━帰って来い、鬼道。私の元にしか、お前の未来はない
『違う！ 俺の未来は…ここにある！』
「未来に向かって突き進む円堂守！！ 俺たちのキャプテン！
貴方が捨てた過去も、すべて拾い上げて、同じ道を歩んで見せる！
俺は、俺たちは！ あいつとA━━━━━━イナズマジャパンと共に進む！！」
鬼道、不動、佐久間の3人が上がって行く。残るはGKのインディゴのみ。
「お前たちのシュートには高さが足りないんだ！」
「高さ……高さか！」
「そういうこうかよ…！」
「行くぞ！」
「「おう！！」」
(横の繋がりと縦のスピード。今までの皇帝ペンギンが2次元だとすれば)
(更なる進化を遂げるためには…！)
(そこに高さを加えて…！)
(三次元にすればいいんだ！！)
鬼道たちが高くジャンプし指笛を吹くと、5匹の紫色のペンギンが出現し3人が同時にシュートを放つ。
「「皇帝ペンギン3号！！！」」
真っ直ぐゴールへ向かう皇帝ペンギン3号の前にデモーニオが立ち塞がる。
「そんな技━━━━━━この俺の皇帝ペンギンXで！！！！」
皇帝ペンギン3号を撃ち返そうと皇帝ペンギンXを放つが、
デモーニオはインディゴとボールと共にゴールへ押し込まれてしまった。
オルフェウスは追加点を入れた。
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皇(プロフ) - 一番最初から全部読みました。最高です。しかもまだまだ続く…！やっと追いついたので本日の一言も始めてみましたがとても面白かったです。これからも更新頑張ってください！✨ (2022年9月22日 9時) (
レス) @page38 id: 84ae00d6d7 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - 本日の一言が好きすぎる (2022年9月14日 23時) (レス) @page23 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年9月11日 16時
