第124話・VSナイツ・オブ・クイーン9 ページ36
━━━━━━どうする？ どうすれば止められる！？
思考する円堂。
目の前には迫るシュート。これを決められれば逆転は難しい。
ナイツ・オブ・クイーンも決死の覚悟で防御を固めてくるだろう。
止められないなら、止めなければ良いのかも知れんな━━━━━
オレンジのキャップを被った老人の言葉が円堂の頭に浮かんだ。
「そうか！ 止める必要はない！ ゴールに入れなければ良いんだ！」
拳を握り、拳に宿したエネルギーを地面に叩きつける円堂。
「どんなシュートでも、ゴールに入らなければ、得点にはならないんだ！！」
その衝撃がバリアのように働き、エクスカリバーの軌道を変えた。
｢やった…出来たぞ！｣
遂に自分自身の必殺技を完成させた円堂。
｢そんなっ…｣
無理にシュートを蹴り返したのが祟り足を痛めたエドガーは、落胆の声を零す。
目金の命名により「イジゲン・ザ・ハンド」はこの世に爆誕した。
「いくぞ不動！」
「偉そうに命令すんじゃねえ！」
円堂からボールを受け取った鬼道はナイツ・オブ・クイーンの陣内へ攻め込む。
残り時間も少なく、これが事実上の最後の攻撃になる。
「決めさせはしない！ ナイトの誇りにかけて！」
「A！」
「ああ！」
「キラーフィールズ！」
鬼道と不動のキラーフィールズによりゴール前にいた選手たちが蹴散らされ、
ノーマークになったAが得意満面の笑みでゴールの前に立つ。
「クレイヴ………ソリッシュ！！」
光のエネルギーをまとったボールがAの剛脚により撃ち込まれる。
輝く剣のように、真っ直ぐにナイツ・オブ・クイーンのゴールへと突き刺さった。
そして━━━━━━━試合終了の合図のホイッスルが鳴った。
試合終了と共に膝から崩れ落ちるナイツ・オブ・クイーンの面々。
それとは逆にFFI本戦の初の勝者であるイナズマジャパンは、喜びを露わにし笑顔を見せる。
呆然とするエドガーだったが、
大会は始まったばかりだ、と自分に言い聞かせ円堂たちにささやかだが拍手を送った。
「泣かないの？」
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フラッペ(プロフ) - 毎回、本日の一言を楽しみにしている私がいる( ＾＾ )やっぱりFGO好きだと言いたくなりますよね笑そういえばイギリス代表メンバーで誰かがガラティーンって言ってた覚えがあるのだが…はて？ (2022年9月7日 20時) (
レス) @page39 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - ？？？｢草。草ですよ。エドガー…｣ 更新ありがとうございます。この作品は私の生きる糧の１つです。続きを楽しみに待ってます！ (2022年9月4日 22時) (レス) @page26 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
いな九尾(プロフ) - コメント失礼します。いつも更新楽しみにしてます！FGOなどいろんな要素があって笑いながら見てます！続き、とても楽しみにしてます！天界の使徒に一票入れます。更新頑張ってください！ (2022年8月28日 18時) (レス) id: 6eca7d051a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年8月28日 14時
