第014話・奈良シカ公園 ページ15
バスで行くよりも新幹線の方が早く着くのが当たり前になった時代。だというのに、高速に乗り数時間をかけ奈良に到着した雷門イレブン。ずっと座っていたせいか、皆腰が痛いと訴える。ちなみに用意万端であるAはクッションを敷いていた。
さて、問題は今広がる状況だ。エイリア学園が現れたという奈良シカ公園には、奈良県警が周囲を囲っていた。同然である。何せ総理大臣が攫われたのだから。瞳子がどうにか中に入れないか警察と交渉しているが受け入れられる気配はない。
「中には入れそうにないでヤンスね…」
「ここまで来て門前払いから」
「そりゃあ得体の知れない子供たちを、中に入れるわけがないよね。現場荒らされちゃたまったもんじゃないでしょ、警察も」
「確かにな」
我慢がいかないのか円堂は「お巡りさんに頼んでくる！」とバスを出た。そんな彼を見かねた夏未が理事長に電話した。
その後、雷門イレブンは中にい入ることが出来た。どうやら理事長が口利きしてくれたようだ。
公園内は相当に荒らされシカも姿をくらましている状態だ。
「これは酷いな…」
「畜生！ エイリア学園め」
「よし！ 必ず奴らの手がかりを掴むぞ！」
「…この世界の奈良シカ公園はずいぶんと違うんだな、見晴らしがよすぎる」
「？ この世界？」
「あ、いや…なんでもない！！」
前世、中学生三年生の修学旅行で京都奈良に訪れた際、観光客が必ずと言っていいほど立ち寄る奈良シカ公園。日本人は勿論、外国の人も頭といた。
「私、前来たとき…法隆寺のパンフ、シカに食べられたんだよねぇ…」
「シカって紙食べるの？！」
「でも紙はでんぷん含んでいるから人間も食べようと思えば食べられるよ。…食べないだけで」
「そ、それは…そうだけど…」
「私もビックリしたけどね！ シカって紙食べるんだー」
「意外と冷静ね…」
そんな会話をしながらも全員がそれぞれ手分けしてエイリア学園の手がかりを捜しに全員が散っていった。そんな中Aは瞳子の隣に並んだ。
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活字不足卍(プロフ) - 実は何度か主人公のデフォルトネームを変えようとしたことがある (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
SERARU(プロフ) - コメントさせて貰います♪最初から読んでいて、凄く面白いです！いつも楽しみにしています！私も真・帝国学園が楽しみなんですよね♪待ち遠しいですwww (2019年7月29日 5時) (レス) id: 3e7ed852f8 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - また、すみません！第033話はないのですか？ 前のコメの返事ありがとうございます！ (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - こんにちは！第032話にある｢隣では塔子が付かれたのだろう｣の付かれたのだろうは、疲れたのだろうではないでしょうか？ (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - コメント失礼します｡35話の高根じゃなくて高嶺ではありませんか? (2019年7月27日 18時) (レス) id: 6d7ff987c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月24日 15時
