第104話・秋葉名戸戦 その3 ページ10
後半も残り時間が少なって来た。
「このままじゃ、負けちゃいます…！」
「ッ…！(俺が怪我なんてしていなければ…！)」
「何をしているの！ 時間がないわよ！！」
焦りが見え始めた雷門イレブン。
「無理矢理にでもゴールをこじ開けてやる！ ドラゴン…」
「シュートを撃ってはいけません！」
「！」
目金の言葉に染岡が一瞬止まり、そこへ呂簿がスライディングをしボールがサイドラインを越えた。
「見破ってしまいましたよ！ シュートが決まらなかったわけを！」
五里霧中の砂嵐が晴れると秋葉名戸の選手たちがゴールをずらしていたのだ。五里霧中の元ネタはこの世界で言う仮面〇イダー的なものの敵対組織がやった作戦らしい。
私のチェーンバインドの元ネタが〇戯王であるように、オタク的にイメージしやすいのは確かにアニメやマンガ、特撮の必殺技だよね〜、わかる。
秋葉名戸イレブンは悪びれることもなく卑怯なプレイを続けた。
「僕にボールをください！」
「目金？」
「半田ー！ 目金にボールを渡せ！」
「えぇー！！」
円堂に言われ不安そうな表情で目金を見つめた半田だが、目金の目を見て「分かった！ 頼むぞ、目金！」と目金にボールが渡った。
目金を止めようと無敵が前から走って来る。目金にヒーローの定義を論破され弱気になりスイカに足を取られて転んでしまう無敵。次にやって来たのは、野部流と漫画の2人だ。
「漫画萌先生！ 野部流来人先生！ 僕は悲しい！ 貴方たちの書くシルキー・ナナの勇気と愛に僕は幾度となく元気をもらいました！ なのに、その作者である貴方方がこんな卑怯なことをする人たちだったとは…シルキー・ナナに謝りなさい！！」
2人は痛いところを突かれたのか、毒気が抜けたようにその場に止まってしまう。呂簿のロボットの変形のようなスライディングも目金の言葉により撃沈される。
「やるじゃないの！ 目金くん！」
入部当時とはまったく違う動きをしている。助っ人として入ってくれた彼。本当であれば部員に余裕ができ始めたからこそ、彼は抜けてもよっかったはずなのに。だが、雷門イレブンの一員として練習をして円堂たちの純粋さにある意味心を打たれているのだろう。
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活字不足卍(プロフ) - ご飯いっぱい食べて♡ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - 最速で！最短で！まっすぐに！ 一直線に！…まさか、適合者…？？ (2019年7月8日 14時) (レス) id: 06ef4b6d18 (このIDを非表示/違反報告)
suraimu471(プロフ) - ブラフマーストラか、じゃあ次はブラフマシラーストラとかいう世界を七度焼き払う投擲だね！ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 8c6c5cc2e1 (このIDを非表示/違反報告)
suraimu471(プロフ) - 現時点での夢主の強さはどの位かな？ (2019年6月19日 10時) (レス) id: 8c6c5cc2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年6月14日 18時
