第139話・本物の伝説に ページ45
そうして始まった炎の風見鶏の練習。だが上手くいく様子はない。途中まで上手くいっても空中で上下同時に蹴ることが難しいようだ。
段々と焦る様子が見えて来た豪炎寺と風丸。円堂にその焦りを諭される。響木から浮島たちへ手本を見せるよう言う。
浮島と備流田が炎の風見鶏を放ち、円堂がゴッドハンドで対抗するも打ち砕かれた。炎の風見鶏の練習を見ていた影野がポイントはお互いの距離感だそうだ。
2人はボールに対し同じ距離、同じスピードでないと炎の風見鶏は完成しないのだ。
百聞は一見に如かず、とは言うものの…どうやら彼らはぶっつけ本番、イナズマイレブン相手に炎の風見鶏をやろうと言うのだ。試合を再開し風丸と豪炎寺がOBチーム陣内へ深く切り込む。
「豪炎寺！」
Aから豪炎寺へパスが回り、豪炎寺がボールを一度高く上げ落ちるその瞬間、風丸と豪炎寺が左右からボールを空へ蹴り上げ、上と下から同時にシュートを放った。
「�牘蠅良�見鶏�瓠�！」
「やった！」
「見事だッ！！」
炎の風見鶏は見事成功しシュートはゴールへ突き刺さった。
「やったな、風丸！ 豪炎寺！」
「ああ！」
笑顔で答える風丸に、返事はしないが笑っている豪炎寺を中心に雷門イレブンが輪を作る。
響木たちは、OBチームで集まりサッカーの楽しさ、情熱を思い出したことを打ち明ける。円堂たちであれば伝説ではなく『本物のイナズマイレブン』になってくれるだろうと、希望の話をする。そして――Aを見つめた。
「色んなことはあるだろう…。もしかするとあの子にも」
「ああ。だからこそ、俺たち大人が守ってやらなければならない。それが俺の今の役目だ」
彼女も複雑であっただろう。響木に打ち明けた話は、つまり彼女は誰に聞くでもなくイナズマイレブンの悲劇を知っていたからだ。響木が、OBたちが影山とどんな関係だったのか知っているからだ。
影山の実子であることが分かれば、退部させられるかもしれない…あるいは酷い言葉で罵られるかもしれない。―――彼女はそれを覚悟の上で自分に話したのだろう、と考える響木。
バスの細工。スパイだった土門と冬海。どちらともそれを知らんかったAの状況を考えれば彼女は白であることは明白だった。
だが響木たちは知らない。影山の父親としての一面を。Aが前世の記憶を持った転生者であることを。
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活字不足卍(プロフ) - ご飯いっぱい食べて♡ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - 最速で！最短で！まっすぐに！ 一直線に！…まさか、適合者…？？ (2019年7月8日 14時) (レス) id: 06ef4b6d18 (このIDを非表示/違反報告)
suraimu471(プロフ) - ブラフマーストラか、じゃあ次はブラフマシラーストラとかいう世界を七度焼き払う投擲だね！ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 8c6c5cc2e1 (このIDを非表示/違反報告)
suraimu471(プロフ) - 現時点での夢主の強さはどの位かな？ (2019年6月19日 10時) (レス) id: 8c6c5cc2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年6月14日 18時
