第130話・決戦！帝国学園 その5 ページ36
「(このボールだけは絶対に！ 絶対に―――！)止めるだぁあああっ！！！」
円堂は叫ぶのと同時に空いていた左手を右手を合わせ、両手でゴッドハンドを発動し皇帝ペンギン2号を押し返し受け止めた。
「円堂！」
「キャプテン！！」
「円堂くん！」
―――嗚呼、彼はどこまでも…
「行くぞぉ！」
円堂から風丸へボールは渡り『疾風ダッシュ』で佐久間を翻弄、突き放しボールは少林へとパスされる。少林の『竜巻旋風』が辺見を弾き飛ばし半田にパスが回され、半田から豪炎寺らにセンタリングが上がる。
ディフェンスラインから上がって来た壁山と豪炎寺が共にジャンプする。イナズマ落としの体制だ。
「パワーシールドを越える最強の必殺技！�爛侫襯僖錙璽掘璽襯畢瓠�！」
源田は空高く飛び上がりその拳を強く地面に叩きつけた。すると壁山たちの元へ円堂もやって来る。
豪炎寺と円堂は壁山を踏み台にして二人でオーバーヘッドキック。ボールが橙色と蒼い雷光を放ちながらフルパワーシールドと激突する。
「いっけぇぇええ！！」
空中で発動されたイナズマ1号は円堂の叫びに応じるようにフルパワーシールドを突き破り帝国のゴールへと突き刺さった。
円堂も加わった11人の全員サッカーで雷門は決勝点を上げたと同時に試合終了のホイッスルがフィールドに鳴り響いた。――40年間無敗を誇った帝国学園が敗れた。
円堂は試合中、集中していなかったことを雷門イレブン全員に頭を下げ謝った。風丸がすでに気にしていないことを全員の意思を代弁し伝えた。円堂が顔を上げると―――帝国学園スタジアムは雷門中への歓声の声に溢れていた。
「どこまでも、
この胸が湧く感覚…熱気…それはすべてサッカーがもたらしてくれるもの。
帝国との試合は御影専農と同じくらい…いや、それ以上に胸躍る、熱く滾らせてくれるものだった。できれば私も参加したいくらいだ。けれど、今はまだ…傍観者でいい。この胸の熱を私は忘れないからね、ありがとう…みんな。
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活字不足卍(プロフ) - ご飯いっぱい食べて♡ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - 最速で！最短で！まっすぐに！ 一直線に！…まさか、適合者…？？ (2019年7月8日 14時) (レス) id: 06ef4b6d18 (このIDを非表示/違反報告)
suraimu471(プロフ) - ブラフマーストラか、じゃあ次はブラフマシラーストラとかいう世界を七度焼き払う投擲だね！ (2019年7月8日 7時) (レス) id: 8c6c5cc2e1 (このIDを非表示/違反報告)
suraimu471(プロフ) - 現時点での夢主の強さはどの位かな？ (2019年6月19日 10時) (レス) id: 8c6c5cc2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年6月14日 18時
