第190話・円堂流の特訓 ページ2
「ご馳走様、ありがとうなA」
「いいえ、とんでもございません」
現在は夜の8時を回ろうとしている時間。夕飯後はポジションの確認や作戦会議などをしていると、鬼道の家のお迎えがやって来た。そのため風丸と豪炎寺も一緒に送っていくと言うことで今日はお開きになった。
「美味かった」
「ああ」
「ありがとう、いっぱい食べてくれると作り甲斐あるから嬉しいよ」
笑顔を浮かべるAにお礼をそれぞれ言った。
「円堂は、どうなるだろうな…」
「心配なの？」
「勿論だ」
「…そうだね。一緒にサッカーバカになればいいんじゃないかな？」
「？ 一緒に？」
「円堂は強い。あれは努力の天才だ。諦めることは簡単でも、立ち上がるには時間が必要。けれど彼の前に立ち塞がっているのは、1人じゃ太刀打ちできな巨大な壁。―――だから、私たちがアイツを支えて一緒に成長するしかないんだよ」
「努力の天才…か」
人は努力することに苦痛を感じる。A自身「努力」などという言葉はそこまで好かない。だが、実際に泥塗れになりながら、前を向き続けている努力の結晶体のような少年、円堂守をどこまでも信じているのだ。―――彼は見せてくれる、自分に奇跡を。
翌日の放課後。鉄塔広場では円堂がタイヤ相手に吹っ飛ばされていた。鬼道、豪炎寺、Aは様子を見に来ただけだったが、円堂の特訓に付き合うことにした。
木に縄で吊るされたタイヤが三つ、横に揺れている。それを目隠しにボールがどこから飛んでくるかの特訓をする。
鬼道が初めに蹴り円堂は顔面に受けながらも「来い！」と次を要求する。そうして四人での『マジン・ザ・ハンド』の特訓が始まった。
だがしばらくして、円堂を夏未と秋が止めた。それでも止まらず特訓は続行された。
「行くよ、円堂！」
「ああ、来い！！」
「�爛屮薀侫沺璽好肇薛瓠�」
Aは器用なことに3つタイヤの穴から真っ直ぐシュートを放った。ブラフマーストラはの勢いはタイヤの縄を引きちぎり円堂の顔面に当たり、円堂はそのまま気を失ってしまった。
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活字不足卍(プロフ) - ワタシコトシ24サイ(嘘) (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - おー!!楽しみにしているぞい!!そして下ネタ突っ込んで来るな〜 (2019年7月25日 18時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 作者さん、ボロくそ分かるぞそれ。確かに照美様は顔は美しいのに無印でゴッドノウズ撃つ時とても男らしいよな!!そして毎回私も叫んでいる!!←そしてそれについて姉さんや先輩と語りあっている← (2019年7月24日 8時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - とても面白いです。続き楽しみにしています！ (2019年7月21日 15時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - はじめまして！毎日楽しく読ませてもらってます。私こういう小説大好きでしてこれからも更新頑張って下さい！(*´ω｀*) (2019年7月20日 9時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月19日 1時
