Not Alone… (ページ24)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:68,756 hit

・ページ24

sn紫

「……て言う事があったんだって。それで樹が俺に相談してきたんだ。」

皆それぞれ頭の中で整理しているのか、誰一人喋り出さずに考え込んでいる。

「それって、僕たちに教えてくれた事は北斗くんは知ってるの？」

沈黙を破ったのは目黒だった。

「いや、北斗は俺しか事実を知らないと思ってる。でも樹は全員に知ってて欲しいって。」

「それバレたら樹が怒られるね。(笑)」

佐久間は場を和ます天才だ。不思議と皆に笑みが溢れる。

「目黒とラウールは年下だから、気を遣わせたくないらしい。」

「そんなの、気にしなくても良いことなのに。…北斗くんって、本当に優しいよね。」

目黒は微笑みながらそう言った。

なぁ、北斗。何も心配することないんだぜ。
心の中でそう呟いた。

「皆で北斗のことを守ろう。」

「「了解！」」

全員の気持ちは一つ。どんなことがあっても、北斗を、SixTONESと SnowManを、守り抜く。

「てことは、今度のロケの時にうっかり口にしない様にしなきゃだね。」

「そうやん！言ってまいそうで怖いわぁ。」

阿部ちゃんの発言のハッとした表情の康二。

「確かにじーこ口が滑りそう。(笑)」

「ちょ、ラウール！そこはフォローしてや！」

元気な笑い声が携帯から聞こえてくる。

こいつらなら大丈夫。
もし襲われたりしても助け合うことが出来る。そう確信した。

「…ありがとな。」

「え？ふっかもう一回言って！」

分かりきっててにやけ顔で聞いてきた佐久間。…こいつ。(笑)

「ありがとなー！」

「ダハハハハッ！！」

「翔太笑いすぎ。(笑)」

俺の感謝が面白いのか、みんな腹を抱えたり涙を流したりと様々。(笑)

「ふっかもありがとな。話してくれて。」

長年一緒の照だけは悪戯っ子の様な笑顔で笑いながらそう言ってくれた。

なんだかんだでこの後2時間もビデオ通話が続いたのは俺たちの秘密。(笑)