マネージャー（仮）になりました！【野坂悠馬】３ (ページ5)

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看病ページ5

次に私が目を覚ました時は、つくしちゃんではない違う人物が私の横に座っていた。

野坂「Aちゃん大丈夫？」

A「野坂…くん？大丈夫…」

野坂「良かった…」

A「どうして野坂くんがいるの？」

野坂「大谷さんにAちゃんの看病頼まれたんだ。」

A「でも、私の看病をしてたら野坂くんが練習できなくなっちゃうよ！」

野坂「僕なら大丈夫だよ。Aちゃんの方が練習より大切だよ」

その時、私の心臓がドクンと大きい音が鳴った気がした。

野坂「なんか食べたいものはある？」

A「あんまり食欲はないけど、ゼリーが食べたい…」

野坂「なんのゼリーが食べたい？」

A「オレンジのゼリー…」

野坂「買ってくるね。」

A「そんなの野坂くんに悪いよ！私なら大丈夫だよ。」

野坂「これは僕が好きでやってることだから、
気にしなくていいよ。買ってくるね。」

そう言って野坂くんは部屋を出ていった。

A(つくしちゃんは何で野坂くんに看病を頼んだんだろう？)

窓の方に目線を移したら、

楽しそうに話しながら歩く女子高校生。
忙しなく歩くサラリーマン。
気持ち良さそうに日向ぼっこをする猫。

A「イナズマジャパンのマネージャーになって生活が１８０度変わったかと思ったけど、
周りは変わってないんだな…」

思わず独り言が溢れた。