明日の行き先 ページ27
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私は今、ホテルの廊下で缶のジュースを３本持って
歩いてる。
つくしちゃんと杏奈ちゃんとの大浴場の帰り、
じゃんけんで負けた人がみんなの分ジュースを買って届けると言う罰ゲームに負けたのだ。
実は言い出しっぺは私なのだ…
A「重いし、冷たいよ〜…」
私は情けない声で、独り言を零した。
でも、案の定ある人に私の独り言をきかれてしまったので、“ 独り言は独り言ではなくなった ”
野坂「Aちゃん？」
A「のっ野坂くん！！」
野坂「どうしたの？そんなにジュースを一人で持って？」
A「ちょっと、訳があって…」
野坂「まさか自分一人で飲むのかい？」
A「いくら私でも、一人で一気に缶ジュース３本も飲みませーん！！」
私がそう言うと、野坂くんはおかしそうなクスクス笑った。
野坂「Aちゃんならありえるかな〜ってねw」
A「むぅ〜」
野坂「まぁまぁ それより明日はどこに行く？」
A「明日も今日のグループで行くの？」
野坂「そうゆうつもりだけだ…ダメかな？」
A「いやっ ダメなわけじゃないけど、
一応聞いてみただけ！」
野坂「それならいいんだけど」
A「私はサッポロステラプレイスに行きたいな！」
野坂「朝から店もたくさんあるしいいよね。
僕も行きたいな」
A「じゃあ 明日はそこに行きたいってつくしちゃんたちにも言ってみるね！」
野坂「そうだね。僕も西蔭に言ってみるね。」
A「うん！」
野坂「わかったよ。それじゃあ おやすみ」
野坂くんがそう言って私の前を立ち去ろうとしたら、私は無意識で野坂くんの袖を引っ張っていた。
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作者名：桜 夢亜羅 | 作成日時：2019年9月24日 6時
