マネージャー（仮）になりました！【野坂悠馬】３ (ページ25)

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言葉の影響力ページ25

杏奈「そういえば桜さんは誰にお土産を買うんですか？」

A「私はやっぱり、お父さんとお母さんと、
友達とイナズマジャパンのみんなに買うよ！」

野坂「みんなも旅行に来てるのに、なんでわざわざイナズマジャパンのみんなに買うんだい？」

A「だって…みんなと入れる時間はあと少ししかなから、みんなともっともっと…たくさん
思い出作りたいから…」

私の言葉がきっかけでみんながシーンとしてしまった。

私は改めて、言葉の影響力を体感した。

誰か一人が発した言葉で、周りの人が、
その言葉に影響を受けてしまう。

気まずい沈黙が流れた。

けれど、ある人物が沈黙を破った。

明日人「だけど…」

A「え？」

一番初めに口を開いた人物が予想外で、

思わず声を上げてしまった。

明日人「たしかに…もう桜と一緒にいれる時間は
少ししかないけど…今は…

この瞬間はもう二度とないんだから、

“ 今を楽しもうよ！！ ” 」

一星「明日人くん…」

野坂「…」

A「うん…そうだね…明日人くんの言う通りだよ！！今を楽しまなくっちゃね！！」

つくし「そうと決まったら、お土産選び再開だ～！！」

A「つくしちゃん切り替え早過ぎww」

つくし「いーじゃん！！」

野坂「そうだね…今を…この瞬間を、楽しまなくちゃね…」

野坂の独り言は、誰の耳にも届かなかったけれど、

野坂は意味ありげに言った。