エンマ大王の妹はバスターズのリーダーでノルカの恋人でした。 (ページ17)

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ノルカ、(少し)カッコいい！？ページ17

赤鬼はルビーへ。
青鬼はサファイヤへ。
それぞれ向かってくる。
2人とも風を利用して空に舞い上がると構えた。

赤、青鬼は金棒をある妖怪に向けて振りかざす。
「アメジスト！」
サファイヤがアメジストに呼びかける。

「「えぇぇぇぇぇぇぇ！！！」」
アメジストもルビーも、目が飛び出さんばかりの勢いで叫ぶ。
サファイヤはふぅ、とため息をつくと金棒を扇で受け止める。
「何やってるんだ！サファイヤ！！」
「潰されちゃうわ！」
「っだから、早く抜けてっよ！」
サファイヤが苦しそうに歯をくいしばる。

だが肝心なアメジストは恐怖で動けない。
「くっ……うわぁッ！」
サファイヤが弾き飛ばされ、金棒がアメジストの頭上に迫った時…
「あぶねっしょ…怪我ねぇか？」
間一髪のところでルビーがアメジストを姫抱きで救出していた。

「ありがとぉぉぉぉ！！」
ボロボロと泣き出すアメジスト。
「おい、サファイヤ！そっち任せてもいいか！？」
「うん。ok！」
ルビーはアメジストを抱えて空へ消えた。

「さて、地獄を覚悟しな？鬼さんたち…」

イナホがインタビューに答えた話によると、青い子(サファイヤ)がそう呟いた途端、鬼たちの悲鳴が一帯を襲ったという。