35話 ページ36
…え、寝ている間におでこにってどういうこと、えっ？
『………んん、えっと、ごめん、状況把握の時間をちょうだい…？』
そう言うと、ノーマンくんはゆっくりと目を開けて「うん、もちろん。」と優しく頷いた。
『…………あの、ごめん、そんなに見られてると…』
既にパンクした頭をどうにか働かせようとしていると、隣からの熱い視線が気になってしまう。
…恥ずかしい。
「…あぁ、ごめんね。一生懸命考えてるAちゃん、可愛いなって思っちゃって。
ねぇ、手を握っていてもいい？」
『あの、反省してないよね！？』
ニコニコと笑いながら手を差し伸べてくれるノーマンくんに思わず突っ込んでしまう。
この笑顔は偽物だ…！自分の顔の良さと笑顔の利用価値をわかっていてやっている…！！
「もちろん冗談だよ。
…でもね、Aちゃんだけじゃないよ、僕もどきどきしてる。
君にどんな反応をされるのか、どんなことを思われてるのか…とても不安だし、緊張もしてる。
顔に出さないように、ってかっこいい僕を作ろうと必死なんだ。」
「本当にごめんね」と寂しそうに笑うノーマンくん。
違うよ、そんな顔をさせたかったわけじゃないんだよ。
『……わかった、罰、決めたよ。
目、閉じて。』
ビク、と少し肩を震わせてからノーマンくんは「…思い切りでいいからね」と言って目を閉じた。
私だけじゃなかったんだね。
どんな反応したらいいか、わからなくて悩んでたのは私だけじゃなかったんだ。
これが罰になるかと言われれば答えはわからないけど。
私は彼に罰を与えなくてはいけないようなことをされていないから。
いきなりキスしてきた彼へのお返しだ。
ノーマンくんと同じように、ノーマンくんの両頬を包み込んで、触れるだけのキスをした。
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りお(プロフ) - のまーんくんは、くさ (2021年5月31日 9時) (
レス) id: 3c42b7c772 (このIDを非表示/違反報告)
約ネバの壺(?) - ニヤニヤが止まらない辞められなぁい(?)ねぇ、ホントに生まれてきてくれてありがとうっ!ぼくちん(ぇ)感動しちゃった(余計なお世話)最高だぁ、更新復活待つよぉ(無理にとは言いません、自分のペースで投稿してください^^*) (2020年3月17日 22時) (レス) id: b160f4c76e (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - めっちゃニヤニヤ止まらないんですけど……どうしてくれるんですか。本当にこんな作品書いてくれてありがとうございます。更新復活待ってます！！！ (2019年12月22日 2時) (レス) id: e0cba1f570 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - ｛*美柑*}さん» コメントありがとうございます！終わりそうな気配を察知しちゃいました…？笑 引き続きお楽しみください！！ (2019年9月9日 16時) (レス) id: 1f21d8b5e1 (このIDを非表示/違反報告)
｛*美柑*} - もうすぐ終わっちゃいそう…続くよね！？続編っていうか付き合った後のお話も描いてほしいな！？私もノーマンくんとキスしたい………ずるい…夢主ちゃんになりたい……… (2019年9月9日 11時) (レス) id: 44879474c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんみつ | 作成日時：2019年8月17日 22時
