普通が普通じゃなくなりました

ももももにたりんぐ ページ35

『ねねね、勝利くんどこ行ったん？』


永瀬「トイレちゃう？」


『へぇー。アイドルもトイレするんや』


永瀬「当たり前やろ。なんやと思ってんねん」


『知らんがな！てかひらのーん。この子可愛ない？』


平野「えー？愛理のが可愛い」


『私キャーってならんしそもそもそんなん女の子に言うとかオバチャン心配やわ』


_高校生とは思えない発言が聞けたところで


_まずは棚の日本人形を落とす


ﾄﾞﾝｯ

『！？ええー。トメ子可哀想』


永瀬「トメ子、？」


『日本人形やろ？トメ子って日本っぽいやん』


平野「たしかにー！」


『おばあちゃん家に日本人形あるんやけどさなんか怖いねんなー』


永瀬「なんでこれは怖くないん？」


『まあ、今をときめくアイドルのおふたりがついてますから？怖いものは無いだろうと。1人ゴリラやし』


平野「ゴリラちゃうし！」


『自覚あるやん』


_話を逸らしてゴリラの話になる佐藤


_続いては自分にしか聞えない声が聞こえてくる


‘あそぼうよ’


『ええよー。どこ行ったらいい？』


永瀬「誰と話しとるん？」


『ひらのんと永瀬やないん？』


平野「え？」


『え、聞こえんかった？』


永瀬「全く」


『じゃあ愛理だけの特権やから教えん』


平野「自分の呼び方愛理やー！」


『仲良くなった証拠やなぁ』


永瀬「俺らとのんちゃんとどっちが仲良い？」


『君らっていうよりキンプリ全体的に仲良いしな』


平野「マジかっ！」


『そんな驚くことやないで』

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