先生、煙草はもうやめて。

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JN「今日はどうすんの」


「行きたくない」


JN「あ、そ。じゃあ行ってくるわ」


「ん。いってらっしゃい」

　
　
　
　
　
　
　
　
　

あれから1週間が経った。

あの翌日、私は雨の中を走ったせいもあってか熱を出し、2、3日学校を休んでしまった。


　
　
　
　
　
　
　
　
　
「……」

　
　
　
　
　
　
　
　
　

それからずっと、心と体が重くてどうにも学校に行けない。

学校に行けば嫌でもジミン先生と顔を合わせなければいけないから、行けるはずもなかった。

　
　
　
　
　
　
　
　
　

「あの子、いつまで坊ちゃんの世話になるつもりかしら」


「というか坊ちゃんとどういうご関係なの？恋人ではなさそうだし……」

　
　
　
　
　
　
　
　
　

ジンは噂通りのお金持ちで、家には両親こそいないものの、何人かのメイドや執事がいた。

はじめは快く接してくれていた彼らも、何も話そうとしない私にいい加減腹を立て始めている。

　
　
　
　
　
　
　
　
　

「あら、A様朝ごはんはどうなさいます？」


「ありがとうございます。でも寝るので、大丈夫です」


「そうですか！ごゆっくり、おやすみなさいませ」

　
　
　
　
　
　
　
　
　

愛想笑いを浮かべるのは苦手。

だけどこんなにもお世話になっているのだから、少しは私も空気を読んで過ごさなければと、わずかに残った良心で微笑んだ。

　
　
　
　
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